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単に車高を上げたレヴォーグ……なんて言えないレイバックの凄さ! アチコチ見るとめちゃくちゃ買いのSUVだった!! (2/2ページ)

単に車高を上げたレヴォーグ……なんて言えないレイバックの凄さ! アチコチ見るとめちゃくちゃ買いのSUVだった!!

この記事をまとめると

スバル・レヴォーグから派生した新型SUV「レヴォーグ レイバック」が登場した

レヴォーグとレイバックの違いをボディサイズやユーティリティ面で比較

■レイバックはモノグレードの展開だが、装備が充実しているのが特徴だ

レヴォーグレイバックってレヴォーグと何が違うの?

 2023年11月から発売される、スバルの最新モデルがレヴォーグ レイバック。レヴォーグから派生したSUVであり、インプレッサに対してそのクロスオーバーSUVモデルのクロストレックがあるのだから、この時代、出るべくして出た新型だ。

 インプレッサとクロストレックの関係のように、ただレヴォーグをリフトアップしたクルマではないのは当然だ。ボディサイズから見ていくと、レヴォーグは全長4755mm×全幅1795mm×全高1500mmに対してレイバックは4770mm×全幅1820mm×全高1570mmとやや大きめ。基本ボディ、2670mmのホイールベースは一緒だが、エクステリアではフロントグリルと前後のバンパー、フォグランプ、ホイールなどのデザインがレイバック専用となる。ちなみに全幅25mmのスペック上の拡大は、フェンダーアーチモールの装着によるもので、最小回転半径5.4mの小まわり性の良さもあって、レヴォーグ、レイバックともに取りまわし性はほぼ一緒と見ていい(全長ぶんは除く)。

 レヴォーグとレイバックの大きな違いは、まずはレイバックにスバル得意のSUV化が行われていること。つまり、最低地上高が生粋のスポーツワゴンであるレヴォーグの145mmから本格SUVに匹敵する200mmまで高められている。シンメトリカルAWDを採用するのは当然として、しかしレイバックにはフォレスターやクロストレックにある、悪路や雪道での脱出性能を飛躍的に高めるXモードは不採用。ここは、レイバックが”都会派SUV”を謳うことからの割り切りだろう。

 とはいえ、そもそもフォレスターやクロストレックのユーザーが、所有期間に何度Xモードのお世話になるかを考えれば、日本においては保険的な意味合いはあるものの、なくてもスバルのAWDの実力やオールシーズンタイヤの装着によって、悪路でもまったく問題なく走破できるに違いない。

 次なるレヴォーグとの違いはグレード体系だ。レヴォーグは1.8リッター水平対向ターボエンジン、177馬力、30.6kg-mと一般的なコイルサスのGT-H EXを基本として、スポーツグレードの専用チューニングが施された電子制御サスを持つ、同じく1.8リッター水平対向ターボエンジン搭載のSTI Sport EX、そしてあとから追加された2.4リッター水平対向ターボエンジン、275馬力、38.2kg-mものスペックを誇るSTI Sport R EXがあり、現在ではブラックレザーセレクションを含む全6グレードを揃えている。一方、レイバックはレヴォーグで言うところの非STI系の上級グレード、リミテッドEXのみのモノグレードとなる。

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