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やっぱり生で見ないとヤバイ! 「東京モーターショー」から「ジャパンモビリティショー」に名前を変更して中身はどうなった? (2/2ページ)

やっぱり生で見ないとヤバイ! 「東京モーターショー」から「ジャパンモビリティショー」に名前を変更して中身はどうなった?

この記事をまとめると

■46回の歴史を誇る「東京モーターショー」が名称変更して「ジャパンモビリティショー」になった

■日本発の未来を世界に発信するという想いが込められているのが「ジャパンモビリティショー」だ

■「乗りたい未来を、探しにいこう!」をテーマに自動車の展示だけでなく映像コンテンツやライブも開催

「東京モーターショー」改め「ジャパンモビリティショー」

 いよいよ2023年10月26日(一般公開は28日)から、「ジャパンモビリティショー」が開幕します!

 といっても、「モビリティショー? 初めて聞いた!」という人も多いですよね。では、「東京モーターショー」という名前はいかがでしょうか? それなら知ってるという人がほとんどではないでしょうか。じつはジャパンモビリティショーは、東京モーターショーとして1954年から開催されてきた歴史あるショーの第47回目にあたるのですが、今回から心機一転、新たな名称とコンセプトで開催されることになったのです。

 以前は乗用車と商用車が交互に毎年開催されていた時期もありましたが、近年はすべてまとめて2年に1度の開催。前回の2021年がコロナ禍によって開催中止となったため、2019年から4年ぶりの開催となります。

 主催する日本自動車工業会(自工会)によれば、名称変更の理由はコロナ禍が大きく関係していたといいます。コロナ以前、2019年の東京モーターショーの開催準備をしていたころに、自動車業界は100年に1度の変革期に突入していました。1990年代に入ったころは200万人に達していた東京モーターショーの来場者数は少しずつ減少しており、2009年のリーマンショック以降、ガクっと減少して2017年には半数以下の77万人にまで落ち込んでいたのです。

 そこで、2019年はなんとしても人が集まるモーターショーにチャレンジしようと、ドローンやeモータースポーツなども含め、日本の最新技術や未来を前面に出して「OPEN FUTURE」というテーマを掲げ、130万人が来場。明るい希望が見えたかに思えた矢先、コロナという未曾有の世界的な危機に襲われます。

 人と会うこと、集まること、移動することさえも「悪」となり、日常は一変。でもその一方で、食べ物を届けてくれる人、荷物を運んでくれる人といった生きるための移動というありがたさに気づき、オンラインでつながることでコミュニケーションをとる新しい手段を得た私たち。そうした日常の変革を踏まえて、さらに一歩、東京モーターショー改革を前進させるという意味を込めて、クルマからモビリティへ、東京からジャパンへと、名称を変えることを決断したということです。

 このように、「日本発」の未来を世界に発信したい。この想いが、強く込められているのがジャパンモビリティショーなのです。

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