アルファードは現状新車価格の2倍以上の中古価格!
新車価格と中古車価格のバランスでは、新型アルファードが凄い。エグゼクティブラウンジの新車価格は850万円だが、中古車価格は2.4倍の2000万円に達する。ノーマルエンジンのアルファードZは、新車価格が540万円で、中古車は1000〜1200万円だから、やはり2倍かそれ以上だ。

今のアルファードとヴェルファイアでは、新車の受注を停止させている販売会社が多く、手に入れる方法は定額制カーリースのKINTOしかない。そこで中古車価格が高騰した。アルファードの3年後の残価率は67%だ。
スポーツカーではGT-Rが挙げられる。GT-R NISMOは、新車価格が2865万600円で、中古車価格は3000〜4000万円以上になる。それなのに残価設定ローンの3年後の残価率は54%だから、とくに注目される値ではない。つまりGT-Rを買うなら、残価設定ローンは使わずに購入して、短期間で売却するのがいいだろう。

残価設定ローンを使う時の目安もこの点にある。中古車価格が比較的安いのに、残価率が50%に達するような車種は、残価設定ローンを使うのがトクだ。資産価値を保全する効果が大きい。逆にGT-Rのように、中古車が高値なのに残価率があまり高くない車種は、残価設定ローンを使わずに購入する。そして自分で売り時を見つけて高値で売却するのがトクだ。