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ただ使うだけじゃ大損していた! ETCには登録しないと適用されない「ポイント還元サービス」がある (2/2ページ)

ただ使うだけじゃ大損していた! ETCには登録しないと適用されない「ポイント還元サービス」がある

この記事をまとめると

■導入開始から20年以上が経ったETCにはお得なマイレージサービスがある

■「ETCマイレージサービス」を利用するためには登録申し込みが必要

■ポイントは道路事業者によって異なるレートで貯まって走行料金として充当できる

使えば使うだけポイント還元されるETCマイレージサービス

 高速道路や有料道路を走るときに、料金所に近づくだけで料金の決済が行われ、支払い待ちによる渋滞の解消やキャッシュレス化による利便性の向上、コスト削減などの効果をもたらしたETC(Electronic Toll Collection System)が本格的に日本でスタートしてから20年以上が経過しました。

 当初は後付けのETC車載器を愛車に装着したり、利用開始のための書類を書いて送ったり、新たにクレジットカード会社のETCカードを申し込んで取り寄せたりと、使えるようになるまではかなり面倒でしたが、今ではほとんどの新車にETC車載器が装備されており、ETCカードの発行もオンラインで完結するところがあるなど、すぐに使えるようになっています。

 ただ、誰にも会わずに利用開始できるからこその落とし穴ともいえるのが、お得なサービスがあるのに知らずに利用し続けていること。じつはETCにも、使えば使うほどお得になる「ETCマイレージサービス」があるのですが、ご存じでしょうか?

 これは、NEXCO東/中/西日本および本州四国連絡高速道路が共同で運営しているもので、上記以外の道路公社にも、ETCマイレージサービスの対象となる道路が多数あります。首都高と阪神高速が対象外なのは残念ですが、使用しているETCカードで通行料金を支払うとポイントが付与され、還元額(無料通行分)として交換できるというサービスです。

 ただし、何もせずにただETCを利用しているだけではサービスが適用されません。最初にインターネットによる登録申込みが必要で、登録が完了した日の走行からポイントが付与されます。登録は無料で、年会費も無料。これは登録しない手はないですよね。

 どのようにポイントが付与されるのか、これにはいくつかの注意事項があります。まず、時間帯や季節などによって通行料金が正規の金額から割り引かれて適用された場合、割引後の支払額が対象となること。また、ポイントはすべての対象道路の合算ではなく、道路事業者ごとに貯まること。例外として、NEXCO東/中/西日本および宮城県道路公社は合算されます。

 そしてポイントは、走行した翌月の20日に走行毎に付与されますが、NEXCO各社及び宮城県道路公社が実施する高速道路周遊パスのポイント追加付与キャンペーンのポイントは、走行の翌々月20日に付与されます。

 付与されたポイントは永久に有効ではなく、還元額に交換できる期間が決まっています。有効期限は、ポイントが付与された年度の翌年度末まで。たとえば2023年3月20日に付与されたポイントは、2024年3月末まで有効ということになります。また、複数のETCカードを利用している場合は、そのカードごとのポイント付与になり、合算はできませんので注意が必要です。

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