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常に人気車に乗り続けることも可能な「お得感」のある残価設定ローン! ただし「債務」には違いがないので落とし穴には要注意!! (2/2ページ)

常に人気車に乗り続けることも可能な「お得感」のある残価設定ローン! ただし「債務」には違いがないので落とし穴には要注意!!

この記事をまとめると

■新車の購入時に半数の人が「残価設定ローン」を選んでいると言われている

■残価率の高いモデルだと返済額が少なくて済む一方で、低いモデルだと支払い額が多くなる

■事故を起こすと大幅に価値が下がるほか、場合によっては保険だけで賄えない可能性もある

残価設定ローンで新車購入をするユーザーが増えている

 新車の販売店では「いまは残価設定ローンでクルマを買うお客さまが多い。現金が50%で、その残りは大半が残価設定ローンだ。従来型のローンを利用するお客さまは少ない」という。

 残価設定ローンとは、契約時に数年後の残価(残存価値)を設定して、それを除いた金額を分割返済するローンだ。残価は支払っていないから、返済期間を終えても愛車は自分の所有にならないが、月々の返済額を安く抑えられる。

 そして、返済期間を終えた段階で、車両を返却する、改めてローンを組んで返済を続ける(返済期間に制限がある)、残価を支払って車両を買い取る、という選択が可能なローンが多い。

 残価設定ローンを利用するメリットは、月々の返済額を抑えられることだから、返済期間を満了したら車両を返却するユーザーが目立つ。この利用方法でメリットが強まるのは、残価の高い車種だ。

 たとえば3年後の残価が新車価格の40%とすれば、3年間で残りの60%を返済せねばならない。しかし、3年後の残価が65%と高ければ、残りの35%を支払えば済む。つまり、残価設定ローンでは、残価の高い車種ほど返済額を安く抑えられる。

 残価が高い車種は、中古車市場で人気を得ているクルマだ。新車市場で人気が高く、なおかつ中古車市場でもニーズが多ければ、残価も上昇する。

 3年後の残価率(新車価格に占める残価の割合)は、一般的には43〜48%だが、ランドクルーザー(300系)は、いまは受注を止めているが以前は70%に達していた。返済額は、単純にいえば車両価格の30%に収まる。

 アルファードハイブリッドは、現在でも一部の販売会社では受注しており、3年後の残価率は67%と高い。返済するのは車両価格の33%だ。

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