この記事をまとめると
■OEMで販売された車種のなかから街なかでほとんど見かけることのないレアモデルを紹介
■プリウスやカムリ、エルグランドなどの人気モデルもOEMでは販売が振るわなかった
■ビッグホーンは本家のいすゞ、さらにスバル、ホンダ、アキュラの4ブランドで販売された
OEM販売車両はレア車の宝庫だった
クルマにおけるOEMというと、自社のラインアップにない車種を協力関係になる他メーカーから供給を受け、自社ブランドの車両として販売することで、見た目だけでなく乗り味なども手を加えているものから、エンブレムのみの変更で販売しているものまで度合いはさまざまだ。
今回はそんなOEM供給を受けて販売された車種のなかでも、街なかで見る機会の少ないレアなモデルだちをご紹介したい。
ダイハツ・メビウス/アルティス
現在はトヨタグループのなかで小型車をメインに担当しているダイハツ。そのためトヨタブランドで販売される軽自動車はすべてダイハツからOEM供給しているものとなっているが、トヨタからダイハツへ供給しているモデルももちろん存在している。
その代表的なモデルがメビウスとアルティスで、メビウスはプリウスα、アルティスはカムリのOEM車となっており、どちらもダイハツが製造していない比較的車格の大きなモデルということになる。
ただグレードはかなり絞られており、アルティスはモノグレード、メビウスも5人乗り仕様のみとなっており、メビウスが導入された際、ダイハツディーラーは久しぶりに3列シートモデルが自社に揃うかも、と期待したが、結局導入されずにガッカリしたというエピソードがあったほどだった。