この記事をまとめると
■自動車の整備などに使用する工具にもブランドがいくつか存在する
■ブランド品は価格も高いが安く販売されている工具と何が異なるのか解説
■見た目はもちろん実際の作業性にも差がある
工具マニアも存在するほど奥が深い世界
鉄道マニアに撮り鉄、乗り鉄、時刻表鉄などがあるように、ひと口にクルマ好きと言ってもさまざまなジャンルがある。スポーツカー好きや旧車好きはお馴染みで、マニアックなものになると、工具マニアもいたりする。門外漢からすると激安工具は別にして、工具なんて機能は同じだろうと思うわけで、高い工具というのはなにが違うのだろうか?
詳しく見る前に、工具にもブランドが存在するのはご存じだろう。スナップオンは憧れ的な存在だし、特定の工具にもあって、ドライバーだとPB。挟みモノだとバーコやクニペックスなどがブランドとしての評価が高い。また、国柄が出ているものだと、オレンジをイメージカラーにしたイタリアのベータや、梨地がドイツらしいスタビレーなど。日本のメーカーもかなりレベルを上げてきていて挙げだしたらキリがない。
いわゆるブランドとなると、かなりお高くて、おいそれと手が出ないので、ひとつずつ揃えていくのがやっとだったりする。一方で、激安も含めて、安い工具もあって、価格は半分以下どころではないし、肝心の機能に変わりがないと言えば正直変わりはない。使ってみても不満はなかったりする。そうなると、高い工具というのは単なる自己満足なんだろうか。長い伝統を誇るブランドの工具を使うこと自体、確かに自己満足的なところはあるが、ブランドたる理由があるのも事実で、この点が安い工具との違いと言っていい。