デザインを変更して悪路にも本格的に対応! メルセデス・ベンツ「GLE」「GLE」クーペがモデルチェンジを実施 (2/2ページ)

本格オフローダーに負けない悪路走破性能!

 新型GLEおよびGLEクーペには、スイッチ操作ひとつでエンジンやトランスミッションの特性を切り替えるDYNAMIC SELECTのなかに「Offroad」モードを新たに追加。このモードでは、トランスミッションがオフロードモードに切り替わり、雪道や悪路での走破性を高めるものとなっているほか、「DSR(ダウンヒル・スピード・レギュレーション)」も備えており、急な下り坂での安定した走行をサポート。

 また、このモードでは、360°カメラシステムを使い「トランスペアレントボンネット」機能が使用できる。これは、メディアディスプレイにクルマのフロント部分下方の路面の映像 (フロントタイヤとその操舵方向を含む)を仮想的に映し出す機能となっており、進路上にある大きな石や深い窪みなどの障害を、車外に出ることなく確認できるので、悪路を走る際はかなり有利な装備となる。

 そのほか、車両の傾き、路面の勾配、標高、経度緯度、コンパスのほか、 車速、エンジン回転数が表示可能なオフロードスクリーンという機能も装備。これに加え、メディアディスプレイには、 周辺地形におけるGLEの現在の姿勢やフロントホイールの操舵角などを表示することもできる。

 名ばかりのSUVでなく、本格派オフローダー的な側面も今回のマイナーチェンジで追加された形だ。

 さらに、新型GLEおよびGLEクーペは、AR (Augmented Reality = 拡張現実)ナビゲーションを標準装備。従来のナビゲーションでは、目的地を設定して行先案内をする場合、地図上に進むべき道路が表示されるが、この新機能ではそれに加えて、車両の前面に広がる現実の景色がナビゲーション画面の一部に映し出され、その進むべき道路に矢印が表示される。これにより、より直感的にどの道路に進むべきかを判断することができるという、ほかのモデルではまだあまり見ることがない新しい装備が、このGLEには追加されている。

 改良が入ったGLEとGLEクーペの価格は、GLEが1376万〜1728万円、GLEクーペが1480万〜1805万円となり、2リッター直4直噴ディーゼルターボ、3リッター直6直噴ディーゼルターボ、3リッター直6直噴ターボから選ぶことができる。

 生まれ変わったGLEとGLEクーペは、シティユーザーにはもちろんアクティブ派にもオススメな、この秋注目のジャーマンSUVといえよう。


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