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1カ月に2回も追突される悲劇! でもその悲劇が彼女との愛を育んだ!? 自動車ライターが経験したクルマとんでも事件簿【青山尚暉編】 (1/2ページ)

1カ月に2回も追突される悲劇! でもその悲劇が彼女との愛を育んだ!? 自動車ライターが経験したクルマとんでも事件簿【青山尚暉編】

この記事をまとめると

■モータージャーナリストの青山尚暉氏が”2度と体験したくない”経験を告白

■1カ月で2度も同じ経験をして病院通いになってしまったことがある

■そのとき一緒に通院していた人はのちの妻になる人であった

追突事故はもう御免!

 あれはもう何十年も前のことだけど、1カ月に2度、追突された(!!)ことがある。

 1度目は、クルマの試乗の仕事の帰路、編集者とボクが前席に乗っていたときだ。東京・西麻布の交差点近くで信号待ちの一時停車中に、ノーブレーキのワンボックスに突っ込まれ、追突されてしまった。思いっきりドッカーン、である。トランクには交換用のタイヤが入っていたとはいえ、セダンタイプのクルマのトランクはメチャ潰れ。当然、こちらの乗員ふたりはむち打ち症になった。翌日からの試乗などの仕事はすべてキャンセル。編集部も編集部員ひとりが出勤不能になったのだから、大変だったと思う。

※画像はイメージ

 ふたりは同じ接骨医院にタクシーで通い始めたのだけど、それから1カ月もたたないある日、タクシーがどうしてもつかまらなくて、自身の愛車、「S130フェアレディZ 280ZX Tバールーフ、マンハッタンカラー」を彼女に運転してもらって通院した帰り、なんと、なんと、国道246の池尻付近でまたまた追突されてしまったのである。

 後期型のS130フェアレディZはアメリカ仕様に習い、リヤにも樹脂製の吸収バンパー(突起)が付いていて、クルマの損傷はそれほどでもなかったのだけど、すでにむち打ち症のボクにとってはトドメを刺されたのも同然。運転席の彼女もまたむち打ち症になってしまった。しかし、追突したほうのクルマのドライバーは、謝りつつも、なんだか親し気だ。

 じつはそのドライバー、ボクの家の近くに住んでいる可愛い女の子で、日ごろから駐車場に止めてある北米仕様のフェアレディZの前を通る機会があり、クルマに関心、興味があったとかで、「あっ、前を走っているフェアレディZはうちの近くに止まってる、あのフェアレディZだわ」と”凝視・興奮”(!?)、 そのためブレーキを踏むのが遅れてしまったのだとあとで聞いた。

 でも、相手が近くに住んでいる可愛い女の子だからといって、なかったことにとはできない。実際、よくなり始めたボクの首は急激に痛み出したし、なにより運転している彼女も追突被害に遭っているのだから。

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