たった数万円とセルフ作業で愛車の「ボロ感」とおさらば! 室内系「リメイク術」5選 (2/2ページ)

補修はもちろん気分転換にも最適

日焼けや汚れをリフレッシュ「ドアトリム」交換

「ドアトリム」とは、ドアの内張りのことをいいます。長年使っていると、紫外線で日焼けして変色していたり、こすれて地が出てしまったり、ぶつけて破損したりというダメージを受けやすい箇所なので、リフレッシュしたいと感じているオーナーさんも少なくないのではないでしょうか。

 また、オーディオのグレードアップでスピーカーを交換したり、上級グレードのトリムと交換して、室内の雰囲気の向上を図りたいというケースもあるのではないかと思います。とは言え、「交換にはけっこうな手間と費用がかかるんじゃないかな?」と思っている人も多いことでしょう。でも、実際に交換してみると意外なほど簡単なことに驚かれるのではないでしょうか。

 構造がわからないので、交換には複雑な工程が必要だと思っている人も多いと思いますが、留まっているのは数カ所のビスと爪、そして周囲のクリップだけなんです(車種によってこの限りでない場合もありますが)。

 費用は車種とグレードによりますが、新品で1枚1万円以下から(上は数万円)購入できます。

破損、球切れ、カスタムに、「テールランプ」交換

 近頃はハイエースやワンボックス車で純正とは異なるテールランプをよく見かけるようになりました。少し旧い車種ではLEDタイプに交換したり、点灯パターンを独特なものにしたり、後ろ姿でのアピールに効果的なパーツとして活用しているケースが多いようです。

 ハイエースの例のように、社外品で大胆にイメージチェンジをおこなうのもアリですが、同じ車種の別グレードでは、形状が同じでも中の構造や点灯パターンを変えているケースもあるので、それを流用して雰囲気を変えるというのも効果的な方法です。また、電球タイプのユニットを、LEDのバルブに交換するだけでもリフレッシュ効果はけっこう高いと感じられます。

 このテールランプユニットの交換は、外装パーツのなかでは比較的楽に交換できる部類のひとつなんです。たとえばハイエースやN-BOXなどのワンボックスタイプなら、ハッチを開けてカバーを外し、ビスを数カ所取ってクリップを剥がすだけで取り外せます。慣れれば片側10分〜で行える作業です。

 費用についてはピンキリですが、軽なら社外品の左右セットで1万円台のものもありますし、ハイエースの凝ったものになると、左右セットで10万円を超えるものもありますが、そこはお好みと予算次第でしょう。

使い勝手が復活。リヤハッチ(ゲート)の「ダンパー」交換

 その昔、イニシャルがなんとかのマンガで活躍したトヨタの「AE86」という車種では定番の“あるある”だったのが「リヤハッチに食われる」笑い話。3ドアハッチバック車限定の話ですが、重いハッチを支えるダンパーがヘタってしまって支えられなくなり、ゆっくり下がっているのに気付かず、荷物を降ろそうとしてハッチに挟まれるというケースが頻繁にあったんです。いまの車両のダンパーは進化してマシになってきたようで、あまりハッチ下がりの話は聞かなくなりましたが、逆に開くときのスピードが遅い、というケースはちょくちょく見かけます。

 これ、意外と開け閉めが多い場所なので、不具合を放置したままだと開け閉めの度にイライラするので、思い切って交換してしまうことをオススメします。

 交換作業には、特殊なクリップを外したり、ボディを傷付けないように気を使ったりと、ちょっとしたコツが要る場合もありますが、基本的には1本あたり上下2箇所を外してやれば取れますので、作業中にハッチ(ゲート)を脚立などでしっかり支えてあげれば、それほど面倒な作業ではないでしょう。

 費用的にも、左右2本で数千〜1万円程度とリーズナブルです。たいていは片側だけ不具合が出ているケースが多いと思いますが、価格的に考えても不具合が発生したら両側セットでの交換がオススメです。場合によっては「1本予備に持っていても良いかな」というくらいですね。

 この記事を見て「おれもやってみよう!」と思ってもらえたらうれしいです。記事が好評だったら、詳しい交換作業編をお送りしても良いかもしれませんね。


往 機人 OU AYATO

エディター/ライター/デザイナー/カメラマン

愛車
スズキ・ジムニー(SJ30)※レストア中
趣味
釣り/食べ呑み歩き/道の駅巡りなど
好きな有名人
猪木 寛至(アントニオ猪木)/空海/マイケルジャクソン

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