初代チャンピオンに輝いたのは「中央大学」自動車部! 熱戦が繰り広げられた「フォーミュラジムカーナ2023」が奥伊吹の決勝戦でフィナーレ (2/2ページ)

初開催から盛り上がりを見せた「フォーミュラジムカーナ」

決勝に進出したのは東西予選で好タイムをマークした上位5校ずつ

 東日本エリアと西日本エリアで各10校、計20校が参戦し、東西の2大会に分かれて予選を実施。東日本は福島県のエビスサーキットで、西日本は三重県の鈴鹿ツインサーキットで予選を開催。東日本予選を勝ち抜いたのは、上位から長岡技術科学大学(新潟)、法政大学(東京)、中央大学(東京)、東北大学(岩手県)、東京大学(東京)の5校。西日本予選を勝ち抜いたのは、上位から立命館大学(京都)、近畿大学(大阪)、広島大学(広島大学)、神戸大学(兵庫)、名古屋大学(愛知)の5校。この10校が奥伊吹モーターパークのジムカーナコースで決勝戦に挑んた。

気になる結果は中央大学が初優勝!

 決勝のコースは、プロレーサーが設定したもので、フリーターンゾーンと、中盤とラストに計2回の一時停止が設けられ、その対応でタイムに差が出るという、見ていても非常に楽しいジムカーナ競技となっていた。

 午前の第1ヒートからフリーターンでの不通過やパイロンタッチ、一時停止違反などが続出。うまくクリアした法政、立命、東大が上位3校に決定。午後の第2ヒートでは、午前ではタイムの出なかった中央大学が個人ベスト記録を叩き出すなど快走を繰り広げ、トータル4分22秒770で優勝。

 2位は4分26秒453で東日本予選トップの長岡技術科学大学が、3位には4分26秒883と2位と僅差で東京大学が入り、東日本勢がトップ3を独占。午前トップの法政大学は4位、立命館大学は5位で入賞となった。

2024年の開催にも期待がもてる?

 フォーミュラジムカーナの運営を担当するMSC代表の岩田和彦さんに今年(2023年)の総括と来年(2024年)の展望についても聞いた。

「今年(2023年)が初開催のフォーミュラジムカーナでしたが、多くの方々のご協力があって無事開催となりました。初めてのジムカーナ競技だけに足らない部分も多々ありましたが、皆さまのご協力によって無事に決勝戦も終了することができました。会場では沢山の企業の方と学生たちが会話するシーンも多く見られ、クルマの話を通じて笑顔になる、そんな素敵な時間を過ごしてもらえたのではないかと思います。来年も皆さんと顔を合わせられることを願っています。できたらもっとラウンドも増やせたらな……とも考えています」

 2024年はさらにパワーアップした「フォーミュラジムカーナ」がみられるかもしれない。「若者のクルマ離れ」が叫ばれる昨今だけに、こうしたイベントは貴重かつ有益。「フォーミュラジムカーナ2024」にも大いに期待したい。


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