この記事をまとめると
■最近のクルマは自分でメンテナンスできる箇所が減ってきている
■一部は素人でもポイントだけ押さえればイジれる場所はある
■ワイパーやオイル、タイヤ(ホイール)の交換はやりやすい作業だ
最近のクルマ、どこなら自分でメンテナンスできる?
みなさん愛車のメンテはどうしてますか? ほとんどの人はディーラーやカー用品店のメンテサービスにお任せしていると思いますが、「やっぱり自分のクルマのことは知っておきたいよなぁ」と、好奇心や思いやり、あるいは庇護欲? から愛車のことを少しでも把握していたいという人も少なくはないのではないでしょうか。
とは言っても、メーカーはいまやユーザーさんに触ってもらうようにクルマを作っていない傾向があるので、「あれ? バッテリーどこだ?」なんてことも珍しくなくなってきました。それでも何処かしら触れてあげれば、その部分と周辺の様子を知ることが出来るでしょう。
ここでは「整備したことないよ」という人でもチャレンジしていただきたい箇所を紹介していきたいと思います。
1)まずはワイパーのゴムを交換してみよう!
クルマのなかでいちばんお手軽に部品交換できるのが「ワイパー」でしょう。ワイパーのゴムは消耗品なので、ずっと使い続けていたら摩耗します。久しぶりに雨に降られてワイパーを動かしたら、なんかキレイに拭き取ってくれなくなった、なんていうケースも少なくないと思いますが、あれはフロントガラスにうっすらと積もった砂や落ち葉などをワイパーが拾ってしまい、動かしたときにワイパーゴムのエッジにダメージが入ったせいです。
そうなってしまったら交換するしかありません。カー用品店に行ってワイパーゴム売り場に行きましょう。おそらく数十種類がズラッと並んでいて、初めてだと少し怯むかもしれませんが、落ち着いて見渡しましょう。左右どちらかの脇に冊子があるはずです。それが「対応(適合)表」です。「メーカー、車種、年式、グレード」の順に辿っていけば、あなたの車種に適合する品番が判明するので、その品番が記されている品物を見つけて購入しましょう。
モノを入手したら交換作業です。店の駐車スペースでの作業は基本的にNGだと思いますので、自分の駐車場に戻って作業します。まずはワイパーを立てます。直角付近で止まるはずです。その状態でブレード部を外します。ワイパーアームの先端にロック機構があるのでそれを解除すると外せます。
ただしここで注意! アームをそのままにしておくと、何かの拍子に戻ってしまうことがあり、最悪の場合にはガラスを叩いて傷つける恐れがあるので、ウエスなどを当ててアームを戻しておきましょう。
ブレードにはゴムが収まっています。ワイパーが動くとき、遠心力で外に抜けないように、必ず車体側にしか引き抜けないようになっています。方向を確認してゴムの先端を持って引き抜きましょう。新品の装着は、外したのと逆の手順をおこなうだけです。最後にカチッとハマる感触になると思うので、しっかり押し込みます。あとはブレードをアームに収めたら完了です。簡単ですね。ついでにガラスの汚れを取り除いてあげればカンペキです。