この記事をまとめると
■GR86が一部改良を実施して安全装備の追加設定と走行性能の向上が図られた
■GR86のMT車にもアイサイトが設定sれるようになった
■AE86誕生40周年を記念した特別仕様車「RZ”40thアニバーサリー・リミッテッド”」も発売
GR86が一部改良を実施して特別仕様車を設定
クルマ好きにとっては貴重な存在となっているFRスポーツカー。その代表的存在といえば、GR86であることは間違いないだろう。そんなGR86が一部改良を実施する。
今回の一部改良では、安全装備の追加設定と走行性能の向上が図られた。その内容は、まずはMT車にもアイサイトが設定されたのがポイントだ。これまでアイサイトはAT車のみの設定となっていただけに、MTでもアイサイトが利用できるようになったことは大きい。
また、ステアリングにハンズフリースイッチを標準装備して、走行中のハンズフリー通話に対応するようになった。そのほか、ブラインドスポットモニターをSZグレードに追加オプション設定しRZグレードには標準装備、さらにVSC制御を最適化したことでコーナリング時の走行安定性と安全性能の向上が実現している。
走行性能面では、ブレンボ製ベンチレーテッドディスクブレーキとSACHS(ZF)アブソーバーををSZグレード以上にオプション設定。電子スロットル出力特性を変更することでコントロール性も向上している。
さらに、今回はGR86の一部改良にあわせ、特別仕様車が投入されることも発表された。GR86の祖であるAE86が誕生から40周年を迎えたことを記念し、また多くのスポーツカーファンからの支持に感謝を込めたモデルとして「RZ”40thアニバーサリー・リミッテッド”」を期間・台数限定で販売する。
「RZ”40thアニバーサリー・リミッテッド”」は、RZグレードをベースに、エクステリアは白または赤の外板色に限定。さらに、AE86の赤×黒・白×黒のツートンを想起させる専用デカールを施す。また、インテリアでは、AE86のヒストリーを感じさせる専用ロゴ・加飾を特別装備する。今回の一部改良でオプション設定されることになったブレンボ製ベンチレーテッドディスクブレーキとSACHS(ZF)アブソーバーも特別装備となっている。
GR86特別仕様車のRZ”40thアニバーサリー・リミテッド”は、全国のGR Garageを通じて9月25日から10月9日までの期間限定で商談予約の抽選受付を行い、10月25日より商談を開始、2024年2月頃より200台の限定販売となる。
なお、一部改良を受けたGR86の価格は291万6000〜357万4000円、特別仕様車RZ”40thアニバーサリー・リミテッド”は、MT車が382万2000円、AT車が392万円。
安全性能と走行性能の強化により、ますますGR86の人気が高まりそうだ。