WEB CARTOP | 独自の企画と情報でクルマを斬る自動車メディア

デカきゃ広いとは限らない! 国産SUVの「後席広さ」実測ランキングをつけてみたら意外な結果だった!! (2/2ページ)

デカきゃ広いとは限らない! 国産SUVの「後席広さ」実測ランキングをつけてみたら意外な結果だった!!

この記事をまとめると

■国産SUVの2列目のニースペースの広さランキングベスト10を紹介

■後席ニースペースが200mm以上あればゆったり座ることができる

■これまで測定した国産SUVのなかでもっとも広いのは5ナンバーの小型SUVだった

クロスビーはコンパクトモデルなのにまさかの300mm超え!

 国産SUVの後席ニースペースランキングTOP10を、身長172cmの筆者のドライビングポジション、着座基準で紹介したい。数値は筆者が開発した特殊ツールを使って同様に計測。個人的な感覚では、後席ニースペースが200mm以上あると、かなりゆったり座れ、足も組みやすいという印象だ。なお、主に国産乗用車販売ランキングの上位50台のなかからSUVを抽出しているが、筆者の独断でランキング外の車種も含まれる。(※トヨタ・ランドクルーザー、レクサスのSUVとマツダCX-60は計測するタイミングを逃したので紹介していない。)

1位 スズキ・クロスビー

 さて、筆者が計測済みの国産SUVのなかで、もっとも後席ニースペースが広かったのは、意外や意外の、スズキ・クロスビーの320mm(後席スライド後端時)だった!! 全長3760全幅1670×全高1705mm、ホイールベース2435mmの5ナンバーサイズのクロスオーバーモデルにして、後席ニースペース300mm超えはすごい。

 もっとも、5ナンバーサイズのプチバンであるソリオの後席ニースペースが最大360mmもあることから、スペーシアなどの軽自動車のクルマ作り、パッケージングから得たミニマムサイズ×マキシマムスペースのノウハウが生きているのだろう。SUVという枠組みを外しても、コンパクトなクルマで後席が広々としているクルマを探しているなら、クロスビーはなかなかの選択になる。もっとも、後席ニースペース320mmの実現は後席を最後端位置にセットした場合。すると荷室の奥行は最大約525mmに対して約360mmにまで減少してしまうのだが……。

2位 日産アリア

 クロスビーに次ぐ後席ニースペース第2位となるのは、BEVの日産アリアの300mmだ。モダンなインテリア、ソファ感覚のシートによる快適感、先進感はアリアならではで、分厚く豪華なカーペット敷きのフロアはフルフラット。SUVとしての移動するリビング感、寛ぎ感は最上の部類と言っていい。

3位 ホンダ・ヴェゼル

 日産アリアと僅差で3位につけたのがヴェゼル。フィットベースのクロスオーバーモデルだが、革新のセンタータンクレイアウトによって後席部分のスペース効率を最大限に発揮。フィットもそうだが、ボディサイズ、ホイールベースからは考えられないほどの室内空間、後席居住空間が実現されている。天井方向はやや狭めだが、フラットフロアの足もとは広々。

4位 トヨタbZ4X/スバル・ソルテラ

 4位もまた最新のBEV、bZ4Xとソルテラだった。後席ニースペースは280mmとゆとりたっぷり。電気自動車ならではの静かな走りと寛ぎ感は文句なしだろう。

5位 トヨタ・クラウンクロスオーバー

 さすがトヨタの高級車、クラウンである。クロスオーバーモデルでありながら、後席への配慮、もてなし感に手抜きなし。270mmの後席ニースペースを確保している。

画像ギャラリー

WRITERS

モバイルバージョンを終了