この記事をまとめると
■シトロエンより限定車「C5 AIRCROSS PLUG-IN HYBRID Edition Noire」が登場
■黒をテーマとしているのが特徴
■専用のボディ色やアルミホイールを採用する
”黒”がテーマの限定車現る
ひと昔前は、イタリアやフランスの自動車メーカーのクルマを選ぶ人は”変わり者”的な扱いを受ける傾向にあった。その理由のひとつに、これらクルマの個性が強かったことが挙げられる。クルマとしての完成度は置いておいて、国産車やドイツ車にはない独特な雰囲気があったのだ。それがあったからこそ、根強いファンが生まれとも言えるのだが……。
しかし、そんな状況が近年変わりつつある。今回紹介するのは、ここ数年で新たなファンを獲得し、昔の「変わり者が選ぶメーカー」という雰囲気を脱却しつつあるシトロエンの限定車「C5 AIRCROSS PLUG-IN HYBRID Edition Noire」だ。
このモデルは、ベースとなっている「C5 AIRCROSS SUV」の特徴である、ゆとりあるボディや、シトロエン伝統の優れた乗り心地を実現するサスペンションシステム、フルサイズの3座独立リヤシート、ADAS（先進運転支援システム）を採用し、普段使いから長距離まで万能にこなす素性の良さをそのままに、通常の設定にはない「ノアール ペルラネラ」のボディカラーおよび専用アルミホイールを採用したモデルとなっている。
この「ノアール ペルラネラ」というカラーは、ただの黒ではなく、漆黒のような深い光沢が特徴となっている。また、足元を彩るアルミホイールには、通常の18インチ切削ホイールに代えて、専用19インチフルブラックアルミホイールを採用し、黒で統一しているエクステリアがポイントだ。
そのほかの装備はベース車に準じており、「C5 AIRCROSS SUV」が持つ上質なナッパレザーと座面や背もたれの通気性を高めるパーフォレーテッドレザーを組み合わせたコンビネーションレザーシート、フロントシートヒーターはそのままに、「MyCitroen」というアプリを介したリモート操作を行うことで、その日の出発時刻に合わせて車内を快適な温度にするプリコンディショニングや、充電開始時刻の設定が可能なeリモートコントロールなどを装備。
プラグインハイブリッドならではの機能も充実している。
価格は674万円となる。
アウトドアシーンはもちろん、都会でも映えるプラグインハイブリッドモデルのフレンチSUVとなっているので、道具にこだわる人にぜひ選んでもらいたい1台だ。