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突如「メディア対抗ロードスター4時間耐久レース」へ参戦の指令! 「国内Aライセンス」取得に若手編集部員が挑戦してみた (1/3ページ)

突如「メディア対抗ロードスター4時間耐久レース」へ参戦の指令! 「国内Aライセンス」取得に若手編集部員が挑戦してみた

この記事をまとめると

■WEB CARTOP編集部の井上がAライセンス取得をリポート

■Aライセンスを取得するには原則としてBライセンスが必要だ

■Aライセンス取得の試験では「筆記試験」「実技試験」を受けなければならない

とりあえずAライ取ってきて4耐に出ろ!

 日々クルマに関わるさまざまなニュースを扱うWEB CARTOP編集部。基本的には、「発表会」「試乗会」「見学(体験)会」といったのが主な取材で、なかでももっとも多いのが「試乗会」だ。これには、通常「編集」「ライター(乗り手)」「カメラマン」の3人で動くことが多く、新車に”きちんと”乗るのは、原稿を書くライターであることが多い。我々は乗らないこともないが、主役ではなく、あくまで「監督」役。じっくり乗ることはあまりない。

 しかし、そんな我々自動車メディアの人間も、クルマに”ガチ”で乗ることがある。それが毎年9月頃(コロナ禍は除く)に開催されている名物イベント、「メディア対抗ロードスター4時間耐久レース」だ。これは、我々自動車メディアに関わる編集者がレーシングドライバーとして、そのとき販売されているロードスターで、文字どおり4時間耐久レースを行うというもの。場所は筑波サーキット(TC2000)となり、今年でなんと34回目の開催となる。この、編集者の集まりに+αで現役レーシングドライバーやクルマ好きの芸能人などを、ゲストとしてチームに加えることができるのがこのレースの特徴だ(もちろん編集者のみのチームもOK)。

 そして我々WEB CARTOP&CARトップチームは、いままでの歴史でチーム名は多少変更が入ったりしたものの、じつは全33回大会中33回全戦に出場している貴重な皆勤賞チームでもある。なので、今年の第34回大会ももちろん参戦する……のだが、ここで大きな問題が起きた。

 今回参加申し込みをしたのが下っ端の筆者である井上なのだが、昨年の3名(編集局長石田、中谷明彦さん、ご存じ超有名バンド『TUBE』メンバーの松本玲二さん)で登録したところ、なんと「4人以上じゃないとダメです」と、ルールを見ていなかった井上に連絡が! 初歩中の初歩なルールなだけに、それを知らないとはあまりにもボンクラである。そのことを急いで編集局長の石田に伝えたところ、「ならもうお前が走りゃいいだろ。走るの大好きじゃん」と、まさかの指令を受ける。このとき、すでにレース本番まで残り2週間である。ちなみにルール上、手数料を払うと当日登録可能なので、手順的に問題はない。問題はないのだが……。

 ボンクラ井上、走行会レベルの道具しか持ってないのはもちろん、そもそも最重要要項である国内Aライセンス(以下:Aライセンス)も持ってない。じつはこのレース、業界が主役となって行うレースではあるが、単なる草レースではなく立派なJAF公認の公式戦という本格的なもの。よって、Aライセンスが必須なのだ。装備は、お金さえ出せばなんとかなる! ……はずだ。ちなみに正式名称は「B級/A級ライセンス」ではなく「B/Aライセンス」という。「級」をつけるのはひと昔前の言い方なようで、最近ではつけることはないそうだ。

 というわけで、今年7月に29歳になり、20代最後の年に突入したボンクラ井上の、鶴の一声で参戦が決まった「Aライセンスを取得」と、「メディア対抗ロードスター4時間耐久レース」への参戦という、20代最後となる、真夏の大挑戦が始まったのだった。

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