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日本でフェアレディZに乗れるのもアメリカ人のおかげ! アメリカで「クーペ」が根強い人気を誇るワケ (2/2ページ)

日本でフェアレディZに乗れるのもアメリカ人のおかげ! アメリカで「クーペ」が根強い人気を誇るワケ

この記事をまとめると

■アメリカ人はクーペが大好きであり各メーカーが北米を重視したクーペを用意

■マスタングももともと女性を含めた広い世代に向けた比較的安価なお洒落クーペとして誕生

■今後もアメリカではクーペの根強い人気が続くことが予想される

昔からアメリカ人は2ドアモデルがお気に入り

 アメリカではクーペが人気だ。これは、日本のユーザーにもかなり知られているアメリカ事情ではないだろうか。

 日本では近年、セダンのモデルラインアップが全メーカーで減少し、さらにクーぺについても1970年代や80年代と比べると激減している。その代わり、ミニバンや軽自動車のシェアが上がり、さらにSUVシフトが進んできた。そもそも、SUVシフトは1990年代のアメリカが起源で、そのトレンドが日本や中国、そして東南アジアに伝播してきた。

 そんなアメリカ市場では近年、約7割がライトトラック(SUVとピックアップトラック)で占められるといった市場構成になっている。

 それでも、相変わらずクーペ人気が確実に存在するため、メーカー各社はアメリカ市場を重視したクーペモデルを維持するケースが少なくない。

 代表的なクルマが「Z」だろう。日本でも「フェアレディZ」復活は大きな話題となった。

 筆者も、発売前に北海道内の日産テストコースで各種グレードを試乗して、成熟した走りを体感した。その際も、日産関係者は「グローバルで見て、Zの需要のほとんどは北米」と言い切っていた。

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