店長なんてまっぴらごめん! いまどきのディーラーマンが「若手じゃなくても」出世を拒むワケ (1/2ページ)

この記事をまとめると

■最近の自動車販売店のセールススタッフは店長になりたがらない人が増えている

■店長はマネージャー業務に専念することが多く販売マージンも入らず給料面でも不利

■売り上げ管理や新人指導などで気を遣う場面が増えることも敬遠される原因となっている

店長になりたがらないいまどきの若者たち

 新車販売業務に長く携わっていれば、「営業所長や店長になり、一国一城の主になりたい」という目標があるのが一般的。店舗の運営を任されるのだから、やりがいもあるし、それなりの役職手当も当然保障されるとも考えるのだが……。

 販売現場で話を聞くと「このまま現場で一般セールススタッフとして新車を売っているほうがいい」という声も少なくない。もちろん、最近の若い世代全体で「管理職にならなくていいから、プライベートを充実させたい」といった声も多いので、『偉くなりたくない』というのは、新車販売現場だけではないともいえるが、もうすぐ店長になってもおかしくない年代のセールススタッフもあまり興味はないようだ。

「ディーラーによって異なるのですが、一般的には店長になると直接的に新車販売業務に関わることがなくなる、つまり新車を自分で売る必要がなくなり、完全にマネージャー業務に専念することになるようです。そうなるとまず販売マージンが給料に計上されることがなくなります。もちろん管理職手当といったものがつくことになりますが、けっしてマネージャー業務の忙しさやプレッシャーに見合ったものともいえないようです。過去には自分で新車を売りながら、店長としてのマネージングも行う『プレイングマネージャー』も多かったのですが、いまでは少数派となっているようです」とは事情通。

 つまり、店長という立場に見合った収入になっていないということで、店長になりたいというセールススタッフが少ないようである。

 一般セールススタッフが新車を販売して得られるセールスマージンについても、以前に比べれば少なくなっているのが実状。とはいっても、店長になるよりはまだ恵まれていると考えている、一般セールススタッフが多いようだ。


小林敦志 ATSUSHI KOBAYASHI

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渡 哲也(団長)、石原裕次郎(課長) ※故人となりますがいまも大ファンです(西部警察の聖地巡りもひとりで楽しんでおります)

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