この記事をまとめると
■クルマは走らせたり屋外で保管したりすることで簡単に傷がつく
■傷を放置していると塗装が傷んだり、サビが進行する可能性が高い
■無傷で乗ることは不可能なので、洗車などをしてメンテしつつ、大きなものは早めに直そう
わずかな気遣いがクルマを守る
クルマのという1台の工業製品はラインアウトした瞬間から、さまざまな外的要因にさらされます。つまり、完成した瞬間から劣化していきます。そして、なんらかの傷がついてしまうことはほぼ避けられません。
どこまで気にするか? その度合いにもよりますが、愛車を大事にしたいからこそ気にしたい、じつは傷つきやすい行為を7つにしぼり、まとめてみました。
1:機械式洗車機でクルマを洗う
ガソリンスタンドで見かける機械式洗車。最近は傷がつきにくいスポンジ製などの素材でブラッシングしたり、洗車自体のコースやオプション類も豊富です。しかし、いくら機械が進歩しても、日々、汚れたクルマを何台も洗車していればブラシ自体が汚れてしまうことは避けられません。
とはいえ、機械式洗車機は洗車する時間や場所が確保できない人にとってはとてもありがたい存在でもあります。都市部のガソリンスタンドで手洗い洗車すると、価格はもちろん、2時間待ちなんてこともザラですし……。
2:水洗いナシでいきなり洗車
かといって、自分で手洗い洗車すれば安心かというとそうでもありません。汚れた状態のボディに対して、いきなりタオルなどで拭いてしまったら……。一見すると汚れは落ちていても、実際にはボディ表面をヤスリがけしているのと変わらない場合もあります。
こだわりはじめたらキリがないとはいえ、水を流しながら汚れを落とすなど、できるだけボディとスポンジが接触する部分の抵抗を減らしたいものです。
3:ボディカバー(カバー傷)
紫外線や雨などからクルマを守ってくれるのがボディカバー。と同時に、ボディカバーの内側に土ぼこりなどが入り込み、ボディと接触した際についてしまうのが俗に言う「カバー傷」です。一見するととても綺麗でも、ボディの角などにこすれた痕があれば、それはカバー傷の確率が高そうです。
こまめに洗車してカバー傷を避けるか、あまり乗る機会がなかったり、盗難対策でボディカバーを被せておいた方が安心(カバー傷もやむなし)と、重視するポイントによって考え方が分かれそうです。