ジャブのようなダメージが数年後の「ボロ感」に繋がる! 日常で「ちょっとずつクルマを傷める」行為7つ (2/2ページ)

些細なことがクルマに着々とダメージを与える

4:飛び石でついた傷を放置

 どれほどこまめに洗車しても、また法定速度で走っていたとしても、避けて通れないもののひとつが「飛び石」。そもそも気がつかないこともありますし、窓ガラスに飛んできた飛び石だと、気づいたときには回避不能! なんてことにも……。

 フロントバンパーにぶつかった飛び石の傷は表面が削れたり塗装がはげたりしますが、同じことがボンネットなど鉄板の場合だと、そのまま放置しているといずれ錆びてしまいます。気づいた時点でタッチペイントを塗るなど、早めの対策が必要です。

5:草や木の枝

 某SNSの「〜で草」ではありません。今回はホンモノの「草」です。横幅の狭い道の両端に草をはじめ、木の枝など先がとがったものがあると、ボディパネルと接触して傷だらけになることもあります。とくに木の枝はやっかいです。

 強引に狭い道を突っ切る際、木の枝がボディパネルの塗装面を思い切り引っ掻いてしまうことも珍しくありません。

6:爪

 女性だけでなく、男性でも、ドアを開ける際に爪などで引っかいてドアノブの周辺を傷つけてしまった経験がある方もいるはず。ついてしまった傷をコンパウンドで磨いたり、ドアハンドルプロテクターを施工することでボディに傷がつくことを回避できます。

 ディーラーオプションの純正品もあれば、100円ショップのフィルムなどで自作するのもOK。活用次第でドレスアップ効果も期待できそう。

7:駐車スペースが狭い駐車場に停める

 やむを得ず、駐車スペースが狭い駐車場に止めなければならない……。これはとくにボディサイズが大きいクルマのオーナーには悩ましい問題だと思われます。こうなってしまうと、両側のクルマから乗り降りする際にドアパンチを食らう可能性があります。

 また、オーナー自身が乗り降りする際に、ついうっかりベルトのバックル部分などがクルマに触れて傷がついてしまったり……。油断すると傷がつきやすい(つけられやすい)要因がいくつもあるだけに、できるだけ避けたいところです。

まとめ

 極論として、ガレージにしまい込んで外には持ち出さない以外、ボディになんらかの傷がつくことは避けられません。毎日のように洗車しないと気が済まない人がいる一方、ガソリンスタンドで機械式洗車でOKという人もいるでしょう。

 あまり神経質になりすぎると本人が疲弊してしまうので、ある程度の割り切りが求められます。ただし、その「割り切り」度合いは人それぞれ。自分なりの妥協ポイントを見つけることが、大切な愛車のコンディションを維持しつつ、長く付き合えるコツかもしれません。


松村 透 MATSUMURA TOHRU

エディター/ライター/ディレクター/プランナー

愛車
1970年式ポルシェ911S(通称プラレール号)/2016年式フォルクスワーゲン トゥーラン
趣味
公私ともにクルマ漬けです
好きな有名人
藤沢武生

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