大人気モデル「MAZDA3」の源流となるCセグメント! 欧州で高評価を得たマツダの主力モデル「アクセラ」を振り返る (2/2ページ)

アクセラはその後に高評価を得るMAZDA3へ続く

3代目(2013年)

ボディサイズ:全長4460mm、全幅1795mm、全高1455mm、ホイールベース2700mm

 3代目となったアクセラは、CX-5、アテンザに続き「フル」スカイアクティブ仕様となって2013年に登場。エクステリアデザインも「魂動デザイン」へチェンジするなど、歴代モデルから大きく生まれ変わったモデルとなりました。

 高剛性と軽量化を両立させたスカイアクティブボディを身につけるとともに、パワーユニットもスカイアクティブテクノロジーを取り入れた3代目は、シリーズ初となるハイブリッドエンジンも用意されました。

 PE-VPH型2リッター直4エンジンにモーターを組み合わせたハイブリッドユニットは、トヨタの技術提供を受けたシステム。アイドリングストップ機構「i-ストップ」と組み合わせた燃費性能(JC08モード燃費)は30.8km/Lを実現しています。

 このハイブリッドユニット以外にもP5-VPS型1.5リッター直4、PE-VPR型2リッター直4と2タイプのガソリンエンジン、さらに2.2リッター直4ディーゼルターボエンジンを用意しました。

 ただ、このアクセラスポーツには、2016年に2リッターガソリンに代えてS5-DPTS型1.5リッターディーゼルターボエンジンが搭載されています。

 このパワーユニット変更にあわせ、ステアリング操作に対してエンジンの駆動トルクを変える「G-ベクタリング・コントロール」を新たに装備。走行性能に磨きがかかりました。

 しかしながら、3代目から次期モデルへのフルモデルチェンジ時に車名がアクセラから海外モデル同様「MAZDA3」へ変更。ブランドが廃止されています。

まとめ

 冒頭でも述べましたが、海外に比べ国内ではイマイチ人気を得ることができなかったアクセラ。ただ、歴代モデルはいずれもエクステリアデザインに高い評価が与えられています。

 とくにハッチバックのアクセラスポーツのデザインは秀逸だと評する声が多く、現行マツダ3も含め、その個性的なデザインを好むユーザーは少なくありません。

 そんなアクセラスポーツは典型的な記録より記憶に残る1台だといえるでしょう。


手束 毅 TEZUKA TSUYOSHI

フリー編集者/ディレクター

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