カヤックにテントに……まさかの「庭園化」まで!? クルマの屋根に載せるものを調べたら自由すぎた (1/2ページ)

この記事をまとめると

■ルーフに荷物を搭載するクルマが増えた

■ルーフボックスやラックなど積んでいるものの種類はさまざま

■この記事ではクルマのルーフに載せられるものを紹介

空気抵抗を減らすデザインのものが増えている

 筆者がやりがちなのが、買ってきたばかりのスタバを「いったん屋根に置いといて」乗り込んだ途端に忘れて発進というポカ。これでは到底クルマの屋根の有効活用などできそうにないのですが、近頃はアウトドアブームということもあってか、クルマの屋根の上にさまざまなものを載せている姿を数多く見かけます。ルーフボックスやラックが最近の傾向みたいですが、探ってみると屋根の上には意外なものまで載せていることがわかりました。

流線形のルーフボックス

 流線形というか、フロント部分がなだらかにスラントしていかにも空気抵抗を減らすデザインが増えてきました。実際、スクエアなタックルケース状のボックスを載せたことがある方なら、その風切り音や抵抗感には閉口したはず。

 当初、スーリーに代表されるボックスは、スキーやスノーボードを雨ざらしで積載することを良しとしないユーザーからの支持が厚かったのかと。実際、走行中だろうと停車中だろうと雨や雪をしのげるほか、紫外線といったカーボン製品には影響浅からぬものまで防ぐことができますからね。

 また、一般的なスキー&スノボキャリアにもキーロックは装備されていましたが、ボックスはなかが見えなくなるぶんだけセキュリティ効果も上がると考えられたに違いありません。もっとも、家族4人分のスノボを入れたボックスをレールごと盗まれた知人もいるくらいですから、油断は禁物。

 それから、シーズンオフなど、使用しないときには面倒がらずに外しておくことをお忘れなく。エアロ形状といっても、ルーフの上は空気の乱流が生まれやすく、高速走行に影響が出るだけでなく、燃費だって悪化する恐れもあります。

ルーフテント

 これまたアウトドアブームの追い風もあって、路上で目にする機会が増えてきた気がします。簡単に説明すると、格納式のテントをルーフレールに載せていて、設営の手間がかからないというのが人気の秘訣。商品説明やインプレ動画などを見ていると、5分とかからず完成するなど、ほんと楽チンそう。

 むろん、基本的にはルーフのスペース+アルファですから、広大なスペースや前室といった機能は望みづらいのかと。もっとも、海外の製品を見ればルーフの2倍、3倍まで拡張できるものもあり、追加のポールやタープの設営さえ厭わなければ超便利なのではないでしょうか。

 ただし、大きく複雑なテントになればなるほど重量や容積もかさむもの。大排気量エンジンでも積んでいるならともかく、ミドルクラスあたりでは走りに影響を及ぼす可能性は無視できません。また、地面への設営と違い、あくまでクルマのルーフですから不注意な場所に駐車すれば心ないヤカラがクルマを揺らすなんてイタズラ被害だってあるかもしれません。

 お察しのとおり夜の営み的なアクションは盛大にルーフが揺れるそうですので、ヤカラでなくとも目撃者にゲスな笑いを浮かべられることはご覚悟ください(笑)。


石橋 寛 ISHIBASHI HIROSHI

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三菱パジェロミニ/ビューエルXB12R/KTM 690SMC
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