ワゴン界の大ベストセラーがフルモデルチェンジ! フォルクスワーゲン・パサートヴァリアントの新型モデルを公開 (2/2ページ)

ボディサイズは5m目前!

 インテリアも徹底的に見直されている。

 とくに注目なのは、新開発のデジタル化されたランドスケープディスプレイ。技術的なプラットフォームとして、MIB4が搭載されており、これは直感的に操作することができ、ユーティリティの高さも光る。サイズはなんと驚異の15インチだ。また、オプションで、こちらも新規開発となる「ergoActive(エルゴアクティブ)」シート(空気圧によるポイントマッサージ機能付き)を選択することもできる。さらに、上位互換となる10個のチャンバーを空気圧で制御するポイントマッサージ機能を備えた「ergoActive Plus」シートも用意される。

 そのほか、オプションでは自動駐車機能「Park Assist Pro」が選択可能だ。これは、スマートフォンを使用した遠隔操作で駐車スペースへの駐車/出庫が可能なもので、メモリー機能が付いた「Park Assist Pro」が搭載されている場合、システムはリクエストに応じて最後に走行した50メートルを記録して保存することも可能。なので、このメモリー機能を生かすと、自宅の駐車場など車両が再び同じ位置に辿り着くと、駐車操作を自動で行うことをドライバーに提案するようなシステムも組み込まれている。また、駐車とは逆の駐車スペースから自動で出庫させることも可能だ。

 もちろん、現代では必須とも言える運転支援モードや先進安全装備も搭載されている。

 オプションで新しいアダプティブ シャシー コントロール「DCC Pro」について紹介しよう。このアダプティブシャシー コントロール「DCC Pro」は、サスペンションテクノロジーをまったく新しいレベルへと引き上げている自慢の装備だという。

 ダイナミクスを最大化すると同時に、最高レベルの快適性を提供するとしているこのシステムは、フォルクスワーゲン初採用となる2バルブ技術を導入し設計されている。これにより、どんな路面でも快適でスポーティで心地よい走行性能を手に入れている。

 新型パサートは、ホイールベースが50mm延長され、リヤシートの足元スペースも50mm拡大され、より広い車内空間となっている。これにより、ボディサイズは、全長が144mm延びて4917mmと5m近くとなっているほか、全幅は20mm拡大して1852mmとなった。ワゴン車に欠かせないラゲッジコンパートメントの容量は、最大1920リットルと大容量。

 まったく新しいモデルとなったパサート、このモデルはまだコンセプトモデルで製品版ではないが、ほぼこのままの姿で登場するはずなので、ワゴン車が少ない日本市場への導入も心待ちにしたいモデルと言えそうだ。


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