1位となったのは世界中で愛される日本を代表するスポーツカー
次に第3位ですが、これはちょっとカラクリがありまして、ルーフについているアンテナの高さまでを含めると1310mmなので4位になるのですが、ルーフそのものの高さだと1280mmで、3位になるのがGR86/スバルBRZ。両社が共同開発した4シータースポーツカーの2代目モデルですね。ルーフまでだとスープラよりも低いのかと、驚いた人もいるのではないでしょうか。
確かに、GR86/BRZは2ドアでありながら後席があり、チャイルドシートだって装着できる居住性を確保しています。それでいて、全高を1280mmに抑えているというのはすごいこと。排気量アップしたエンジンは2.4リッターの水平対向4気筒で、高回転域までしっかりまわり、ダイレクトな反応が得られるのが気持ちのいいスポーツカーです。
それでは第2位。こちらはカラクリなく正真正銘の全高1280mmということで、軽自動車のライトウェイトオープンカーであるダイハツ・コペンです。ベーシックなコペンも、GRコペンも全高は同じでした。デザインは「Robe」「XPLAY」「Cero」「GR SPORT」の4タイプがあり、やろうと思えばデザインを途中で着せ替えすることも可能なのが大きな特徴。走りのタイプも、標準的な「STANDARD」、攻めて走っても楽しい「S」、さらにスポーティな「GR」と、好みに応じて選べるようになっています。
エンジンはもちろん、軽自動車規格にのっとった660ccのターボですが、徹底的な軽量化やチューニングによって、軽自動車とは思えない気持ちのいい走りを手にしています。
さて、映えある第1位は。全高1235mmのマツダ・ロードスター! 皆さん、予想どおりりでしたでしょうか? 1989年の初代NA型が登場してから、4代目となるのが現行のND型ロードスターですが、なんと全高は初代と同じというのがすごいところ。車両重量も、地道な軽量化で1tを切って990kgに抑えた、990Sというグレードが追加発売されたことでも話題となりました。
電動開閉できるルーフを開け放ち、オープンエアで走る気持ちよさから、その気になればサードで攻める本格スポーツカーの楽しさも享受できる、希少な1台となっています。そしてこのロードスターをベースに、レトロなデザインをまとってファンを掴んでいるミツオカ・ヒミコも同じく全高1235mmをキープしています。
ということで、現行日本車の全高が低いクルマ、トップ5はこのような顔ぶれになりました。今後、ロードスターを抜くモデルが出てくるのかどうか、注目していきましょう。