この記事をまとめると
■WEB CARTOPなどで多数執筆するライター小鮒康一氏に「クルマとは何か」を直撃
■ドラマのカーアクションシーンではメインのクルマより破壊されるクルマに興味があった
■凝り固まった固定観念は捨てて、広い視野を持てばクルマ趣味は楽しくなると語る
惹かれたのはカースタントで”ぶっ壊れる方”のクルマ!
筆者にとってのクルマとは、仕事の糧であることはもちろん、趣味のひとつでもあり、日常生活における移動手段でもあり、非常に幅広い存在となっている。
そもそも幼少期に西部警察の再放送でカーチェイスを見てクルマに興味を持ったのだが、その後、小学校に入学してさまざまな物事に触れることで、徐々にクルマへの興味は薄れていた。
しかし、自動車免許を取得すると忘れていたクルマへの興味が再燃し、気づけば自動車業界の末端に位置して生活の糧となるに至っている。
ちなみに西部警察では、メインのスーパーZやマシンRS軍団にももちろんときめいたが、その後ろでドッカンドッカンと横転爆発炎上を繰り返す低グレードセダンのほうに興味が移ってしまい、メジャーなものよりマイナーなものに惹かれるようになってしまった。
また、免許取得後の若かりし頃はコンビニの深夜バイトをしており、当時はコンビニにもさまざまなクルマ系雑誌が並んでいたために、ジャンルを問わず読み漁っていた(もちろん休憩時間などに)。いま考えてみれば、これがジャンルを問わず興味を持つようになったキッカケだったのかもしれない。
よくSNSなどでは、AT/MT論争や内燃機関と電気自動車の話題などが挙がることが多いが、どんな車種やジャンルであっても、適材適所という言葉があるように、使用するユーザーやシチュエーションによってベストなものは変わってくる。どんなものでも一長一短はあると考えている。
そのため、凝り固まった固定観念は捨てて、広い視野を持てばクルマ趣味の楽しさはより広がるというのが持論となっている。
もちろんクルマにはまったく興味はないけれど、日常の足として常に使用しているという人もいれば、クルマは完全な趣味で週末の限られた時間にしか乗らないという人もいるし、仕事として日夜クルマに接している人や、免許は持っていないけれど交通機関としてクルマを利用している人もいることだろう。
そう考えると、クルマとは筆者にとってだけでなく、すべての人にとって生活の一部であると言えるのかもしれない。