厳罰化されてもそこかしこで見かける「あおり運転」! 理性のない相手から「身を守る」手段とは (2/2ページ)

クルマを止めるときにはなるべく人目のあるところを選びたい

 ただし、路肩などにクルマを止めてやり過ごそうとすると、相手も止まってきてしまった場合に、妨害運転の域を超えた暴行罪のようにトラブルが大きくなる可能性がある。

 クルマを止めてやり過ごす場合には、第三者の目がある場所を選びたい。大勢の人がいるなかで、それでもお構いなく暴れることができる人は少数派だからだ。

 一般道であればコンビニなどの商業施設の駐車場、高速道路ならパーキングエリアなどでやり過ごすのがベターだ。

 高速道路で本当に危ないと思ったときには、インターチェンジに併設されている事務所に逃げ込むのもいいだろう。ネクスコの職員に助けを求めることもできるだろうし、場合によっては高速機動隊の基地になっているケースもある。

 夜間であったり、人気の少ないエリアであったりといった助けを求めることが難しいであろうシチュエーションであおり運転を受けていると感じたら、躊躇なく警察に連絡したい。

 その際、もし停車を強いられるようなことがあっても、ドアはロックして、窓は必ず閉じておきたい。交渉することを考えるのではなく、公権力をひたすら待って任せるのが正解だ。もし、自分で解決しようとするのであれば、ある意味で相手が持つ私刑マインドと変わらなくなってしまう。

 とにかく自分や同乗者の身を守ることを最優先に行動しよう。


山本晋也 SHINYA YAMAMOTO

自動車コラムニスト

愛車
スズキ・エブリイバン(DA17V・4型)/ホンダCBR1000RR-R FIREBLADE SP(SC82)
趣味
モトブログを作ること
好きな有名人
菅麻貴子(作詞家)

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