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厳罰化されてもそこかしこで見かける「あおり運転」! 理性のない相手から「身を守る」手段とは (2/2ページ)

厳罰化されてもそこかしこで見かける「あおり運転」! 理性のない相手から「身を守る」手段とは

この記事をまとめると

■重大な交通事故にもつながるあおり運転は危険行為として厳しい罰則が定めれれている

■あおり運転を受けていると感じたらすぐに道を譲るのが無難だ

■道を譲っても執拗に絡んでくる場合は人目のあるところにクルマを停止し警察に連絡を

妨害運転をするような運転者と冷静な話し合いはできない

 信じられないことに、いまだに「あおり運転」については「あおられている側に原因がある!」と主張するドライバーは後を絶たないわけだが、「あおり運転」に正義はないというのが法治国家・日本での現実である。

 ほかの車両の通行を妨害し、重大な交通事故にもつながる極めて悪質で危険な行為として厳しい罰則が待っている。

 令和2年(2020年)6月30日に創設された「妨害運転罪」に該当するとなれば、違反1回で免許取消処分となり、最長5年の懲役刑や罰金など、厳しい罰則が科されることになっている。

 自分の免許が取消になっても、あおられるような運転をしたドライバーに「私刑」を執行すべきと考えてしまうドライバーのマインドは理解できない部分もあるが、妨害運転罪が創設されてからも、「あおり運転」に関する報道や映像を見かけるところからすると、免許取消より私刑を執行することのプライオリティが高いドライバーは存在しているのだろう。

 はっきりいって、そうしたマインドの持ち主と冷静な話し合いができると期待するのは、あまりにも純粋な考え方といえるだろう。

「触らぬ神に祟りなし」、「君子危うきに近寄らず」といったことわざがあるように、自分があおり運転を受けていると認識したら、すぐさま道を譲るのが、ベストの対処法といえる。「自分は道交法を守って正しく走っているのだから道を譲る義務はない」と考えるのは、理屈では正しいかもしれないが、危機管理としては正解とはいえない。とにかく道を譲るなどして関わらないようにすべきだ。

 もっとも、あおり運転をしている側が、冒頭で記したような私刑執行モードになっていると、道を譲ったとしても執拗に絡んでくることがある。その場合は、クルマを止めてやり過ごすようにしたい。

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