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「デカくなりすぎだよ」の声もあるけど……じつは望まれた結果! クルマがモデルチェンジのたびに肥大化するワケ (1/2ページ)

「デカくなりすぎだよ」の声もあるけど……じつは望まれた結果! クルマがモデルチェンジのたびに肥大化するワケ

この記事をまとめると

■クルマはフルモデルチェンジを行うとボディサイズが大きくなるモデルが多い

■買い換えるユーザーはボディサイズを大きくしたがる傾向にあるのでそれに応えている

■ボディサイズが大きくなって空いたポジションに新型車を投入することも多い

フルモデルチェンジでボディサイズが大きくなる理由

 フルモデルチェンジを行って、ボディがコンパクトになることはほとんどない。大半の車種が従来型を踏襲するか、拡大する。そしてボディを拡大すると、従来型のサイズが空いてしまうから、そこに同等の大きさの新型車を投入するわけだ。

 トヨタであれば、1994年に発売された初代RAV4は、5ナンバーサイズに収まるコンパクトSUVだった。それが2000年に登場した2代目で3ナンバー車になり、2005年の3代目では全幅が1800mmを超えた。

 この後、2016年にはC-HRが登場して、その後はヤリスクロスやカローラクロスといったコンパクトなSUVが加わっている。

 ホンダでは、シビックが5ナンバーサイズのコンパクトカーとして長期間にわたり高い人気を得ていた。それが2000年に発売された7代目で3ドアハッチバックが廃止され、2005年の8代目では、国内では3ナンバーサイズのセダンのみになった。

 その一方で2001年には初代フィットが発売されている。フィットは、かつてのシビックの位置に設定された。このフィットが売れ行きを伸ばす一方で、シビックは人気を下げている。この影響でシビックは、2010年に国内販売を一度終了させ、改めて2017年に復活した。それでも以前の売れ行きに戻っていない。

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