素性の良さをワークスがブラッシュアップ! トムスが手がけるベースコンプリートカー「TOM’S GR86 TS」を発売 (2/2ページ)

ワークスのノウハウをフル投入

 では、TOM’Sによって手が入れられている箇所も紹介しよう。

 まずはサスペンション。ここは、アームとブッシュ類の最適化を行いつつ、20段階の減衰力調整が可能な全長調整式ダンパーと専用スプリング(Advox Sports)をセット。懐が深く、しなやかなサスペンションとしている。

 駆動系には、スポーツ走行に欠かせない専用LSDが搭載される。コントロール性に優れたセッティングとしており、タイプは1.5Wayとなる。イニシャルトルクは低めとのこと。

 タイヤとホイールは軽量かつ高剛性を両立した18インチ8.0J+47の 鍛造アルミホイール「TWF04」FLAT BLACKを採用。タイヤはあえてフロント215、リヤ225サイズのフロントとリヤのタイヤ幅を変更したセッティングとしており、タイヤ銘柄はブリヂストンのPOTENZA RE-71RSとなる(※タイヤ&ホイールはオプション設定)。

 エキゾーストも専用品となっており、センターパイプにチャンバー構造を導入。低速域から高速域までよどみなく吹け上がり、全域に渡ってトルクフルなTOM’Sバレルを採用する。

 エクステリアには、従来よりフラットブラックで販売しているスタイリングパーツセットBを採用。これをボディ同色に塗装することで、ワイドアンドローなスタイリングとしている。

 このように、「TOM’S GR86 TS」は、TOM’Sがレースシーンで培ってきたテクノロジーを集約し、エンジニアたちがこだわりを持って開発したコンプリートカーとなっている。セッティングが煮詰められたサスペンションやLSDによるトラクションの良さ、スポーツカーらしい迫力のあるエキゾーストによって、「乗る楽しさ」を具現化している。

 なお、発売と同時に「発売記念試乗会」を東京都の新木場にある特設会場、「ARTA MECHANICS&INSPIRATIONS」にて9月2~10日(10:00~19:00)の9日間に渡って開催されるので、気になる人はぜひ足を運んでみてほしい。


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