ガレージ内でちょっとだけ前後に動かすオーナーも!
降雪時期は車庫やガレージで冬眠させる
外は雪、あるいは道路のいたるところに融雪剤や凍結防止剤が撒かれているとなれば、車庫やガレージで愛車を冬眠させるのがベストかもしれません。
そのままにしておくと湿気がこもりがちなので、ホームセンターなどで売られている除湿剤をガレージや車内に置くことも必須です。なかには、毎年冬眠時期になると床にコルク材を敷き詰めて水分を吸わせるといった、涙ぐましい努力を惜しまないオーナーも。
バッテリーあがりを防ぐためにバッテリーチャージャーに接続
保管場所がガレージで、さらにコンセントがあればバッテリーチャージャーに接続したまま保管しておくことも可能でしょう。そこまでの環境ではない場合、愛車にあらかじめキルスイッチを付けておいたり、バッテリーの端子を外して保管することになります。
ただ、この方法だと、バッテリーから電源の供給が絶たれるため、カーナビやオーディオ類のメモリがリセットされることはもちろん、イモビライザー付き車両であればこの機能が作動しません。何を優先するかによってこの対処法は個人差がありそうです。
コンディション維持のため、たまにはエンジンを掛ける
天気が良い日には愛車のエンジンを始動し、しばらく暖機運転。可能であれば前後に動かしたり、各部の動作チェックをしたり……。地味ですが、こういった作業の積み重ねが5年後、10年後、あるいはそれ以降のコンディションの差となって表れてくることも事実です。
主治医のところに預けてメンテナンス
雪が降ったり、融雪剤や凍結防止剤が路面に撒かれてしまう期間は愛車に乗れないわけだし、点検と重整備を兼ねて主治医のところに里帰りさせるオーナーもいます。
ただ、のんびりした性格の主治医だと、雪解けが進んで走行可能な路面になっても愛車が仕上がらず、できあがったら夏になっていた! なんてことも。気になる場合は、ときどき進行状況を聞いたり、やんわりとプッシュしたほうがいいかもしれません。うっかりすると、あっという間に完成が1、2カ月ズレますし。
まとめ:地域によっては数カ月乗れない場所も
雪が少ない地域に住んでいる人には想像がつかないかもしれませんが、避暑地以外にも、お盆を過ぎたらあっという間に朝晩は肌寒いくらいの気候になる場所もあります。そして、11月頃になると初雪、それから年を越して3〜4月頃までは融雪剤や凍結防止剤が路面に撒かれていて乗れない……。それでも愛車を楽しみたいというクルマ好きはたくさんいます。
そう考えると、日本広しといえども、猛暑や降雪などの気候に左右されず、年間を通じて快適なカーライフが送れる地域は極めて限られてくるのではないでしょうか。
何はともあれ、連日の猛暑で愛車のドライブを控えたり、時間帯をずらしたりしている人、また、降雪地帯に住んでいても夏は暑くて愛車に乗りたくない! という人も少なくないはず。暑さ寒さも彼岸までといいます。今年はとくにまだまだ残暑が続きそうですが、もう少しの辛抱ですよ!