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クルマ生活が当たり前のアメリカに「クルマ禁止」の街があった! じわりアメリカに広がる「クルマ離れ」の意識 (1/2ページ)

クルマ生活が当たり前のアメリカに「クルマ禁止」の街があった! じわりアメリカに広がる「クルマ離れ」の意識

この記事をまとめると

■5大湖のミシガン湖とヒューロン湖の境にあるマキノー島は基本的に自動車の使用が禁止されている

■島内はビクトリア調の建物があるのどかな街でクルマから離れた時間を過ごすために訪れる人も多い

■クルマから離れて生活することに対して最近はアメリカ人の興味が高まっている

マキノー島の移動は主に自転車で荷物の運搬は馬車

 どこに行くにもクルマ移動が当たり前。クルマが主役の生活をする人がとても多いのが、アメリカである。自動車の生産台数や販売台数では中国に抜かれてしまったが、アメリカで実際に生活していると、「アメリカは自動車大国だ」と痛感するものだ。

 そんなアメリカで、クルマの通行が全面的に禁止されている街がある。それが、ミシガン州のMackinac島だ。日本語訳は、マキノー島。

 ミシガン州といえば、アメリカの自動車産業中心地であるデトロイトを思い浮かべる人もいるだろう。そんな都会から、フリーウエイ75号線を300kmほど北上する。5大湖のミシガン湖とヒューロン湖の境に、マキノーシティがあり、マキノー島は湖上に位置する。

 マキノー島は周囲が約13kmの小さな島で、夏の観光地として近年、人気となっているところだ。ちなみに、こうしたミシガン州北部は冬場、零下10度は当たり前の極寒の地である。

 このマキノー島では、救急車など一部を除いて、基本的に自動車の使用が禁止されている。そのため、住民や観光客の移動は主に自転車だ。または、重い荷物を運ぶには、馬車が使われている。

 島内にはビクトリア調の建物があり、なんだかタイムスリップしたような、のんびりとして空気が流れている。

 日頃、なんでもクルマで移動する人が多いアメリカ人が、あえてクルマから離れた時間を過ごすために、この地を訪れるのだろう。

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