往年のファンには堪らない”GT”エンブレムが復活! エンジンにまで手が入った日産「スカイライン NISMO 」「スカイライン NISMO Limited」が登場 (2/2ページ)

エクステリアもデザインも専用パーツがたくさん!

 エクステリアでは、前後のバンパーとサイドシルカバーを「スカイライン NISMO」専用パーツとして開発し、細く鮮やかなレッドアクセント、NISMO専用フォグランプ、NISMOエンブレムなど、新世代NISMOロードカー共通の要素をまとうことで、ひと目でNISMOとわかるデザインとしている。

 そのなかでも、フロントバンパーロアグリルとフォグランプを取り囲む造形や、ボディサイドのリヤホイール中心を前後に貫くサーフィンラインをオマージュしたデザインを取り入れており、往年の「スカイライン」らしい力強さを表現。空気抵抗を低減しながらダウンフォースを大幅に向上させる機能を持ったデザインとしており、高速走行時の安定性、冷却性能の向上に貢献している。

 インテリアは、人気グレード「400R」の高い質感をベースとし、全体を黒基調で統一。また、コクピットまわりには、レッドセンターマーク付のNISMO専用本革巻ステアリング、280km/hスケールのスピードメーター、NISMOロゴを配したレッドリングタコメーターを採用し、NISMOモデルであることを視覚的にも訴えかけてくる演出としている。

 なお、目玉としてオプションでNISMO専用チューニングRECARO製スポーツシートも設定。これは、スウェード調表皮の貼り分け位置にこだわり、急旋回時でもシート中心部に体圧が残る高いホールド性を実現するほか、着座時の体圧の分散を最適化する座面構造の採用を取り入れている。GTカーに相応しい快適で疲れないシートなので、オススメのオプションと言えよう。

 ボディカラーは専用色のNISMOステルスグレーを含む、全5色をラインアップする。

 そして、来年の夏ごろ販売予定となっている「スカイラインNISMO Limited」は、S54A-1型「スカイラインGT」誕生60周年を記念した特別仕様モデルだ。これは、先述のとおり100台限定となっており、横浜工場の匠ライン(GT-Rのエンジンを組み立てているところ)にて、特別な資格を持つ匠がひとつひとつを手組みで作り上げる高精度なエンジンを搭載するのが大きな特徴だ。

※画像はスカイライン NISMO

 このモデルは、ほかにも特徴的なところがある。それは、日産初採用となる艶消しガンメタリック塗装のホイールを特別装備している点、”Limited”の証としてエンジン組み立て担当者を記した匠ラベルの装備、100台限定を刻印した専用シリアルナンバープレートの採用、専用エンブレムを装着だ。

 ボディカラーは、ホワイトパール、NISMOステルスグレー、ダークメタルグレーの3色をラインアップする。

 価格は以下のようになっている。

スカイラインNISMO:788万400円

スカイラインNISMO (RECAROシート+カーボン製フィニッシャー装着車):847万円

スカイラインNISMO Limited:947万9800円

 ベースとなっている400Rと比較すると、価格はそれなりに上がってはいるが、貴重な純ガソリンエンジンのV6ツインターボを快適に楽しめる国産スポーツモデルとなっているので、日産ファンには見逃せない1台となっている。

 ガツガツ走りたい人はもちろん、長く大切に乗りたい人、子育ても落ち着いて最後の相棒として乗りたい人、多くのクルマ好きにオススメしたいモデルだ。気になっている人は販売店へ急ぐべし!


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