WEB CARTOP | 独自の企画と情報でクルマを斬る自動車メディア

一時代を駆け抜けたスポーツセダン! レクサスGS350について詳しく解説 (2/2ページ)

一時代を駆け抜けたスポーツセダン! レクサスGS350について詳しく解説

この記事をまとめると

レクサスGS350について解説

■2005年から国内展開をスタート

■2020年に生産を終了

レクサスGS350とは?

 2020年に生産終了となったレクサスGS。日本ではアリストとして販売されていた初代から北米レクサスの基幹車種としてLSとともにブランドを引っ張っていったセダンでした。

 2005年から国内展開をスタートしたレクサス店でアリストからGSとして販売を開始した同車には3.5リッターV6エンジンを搭載したグレード“GS350”がラインアップされていました。

 V8エンジン搭載車やハイブリッド車より軽快な走りを楽しめるモデルとして人気を集めたGS350。今回は最終モデルとなったレクサスGS350を振り返ります。

 北米市場などで展開していたトヨタのプレミアムブランド「レクサス」。2005年から日本での展開をスタートしましたが、同時にそれまでアリストとしてトヨタの販売店にラインアップされていたモデルの3代目をレクサスブランドとして名称を変更。2005年からGSとしてレクサス店で販売を開始しました。

 GS350は4.3リッターV8エンジンを搭載するGS430とともにラインアップされたモデルで3.5リッターV6エンジンを搭載。

 GSにはハイブリッドユニットを搭載するGS450hも用意されましたが、フルモデルチェンジで2012年に登場した新型GSにもGS350は引き続き設定されています。

 GSシリーズにおいてV8エンジンやハイブリッドユニットを搭載するモデルに比べパワーユニットが軽く、ハンドリングも軽快なことでスポーツセダンをうたうGSのなかでも、とくにスポーティグレードとして人気を博しました。

外観・ボディサイズ

 2012年にフルモデルチェンジで登場したGSはレクサスの象徴となる「スピンドルグリル」を再採用。先代と比較すると、フロントマスクの存在感が大きく増しています。

 一方、ボディサイズは先代から全幅が20mm拡大しているものの全長は4850mmと変更なし。安全基準などによりライバルとなるメルセデス・ベンツやBMWのミドルクラスサルーンが軒並み大型化するなか、ボディサイズの拡大は最小限におさえられました。

 エクステリアデザインは2015年のマイナーチェンジでフロントフェイスが大幅に意匠チェンジ。細い形状で三眼フルLEDとなったヘッドランプや大きく立体的となったグリルとバンパーなどデザインに手が加えられたことでデビュー時よりアグレッシブなイメージに変更。デビュー時は知的なイメージが強かったGSは獰猛な見た目へと印象が変わっています。

インテリア

 新型となったGSはインパネ中央に12.3インチの大型ワイドディスプレイを配置する水平基調デザインが特徴。プレミアムブランドのレクサス車にふさわしい高級感を備えたインテリアに仕立てられました。

 ただ、豪華さはもちろん視線移動を最小限に抑える設計を取り入れるなど機能性も重視。メーターも視認性が高いオプティトロン式メーターが採用されています。

 ただ、メーターについては2015年のマイナーチェンジで一部グレードにTFT液晶式メーターが配備されました。

 居住空間は全高を30mm高めたことで室内のヘッドクリアランスが拡大。居住性が向上しています。

 助手席には上級グレードに電動式オットマンを用意。後席の居住性も頭上スペースにゆとりがでるとともに、ドア開口部も拡大したことで乗降性も大幅に向上しました。

 ラゲッジルームは専用プラットフォームを得たこともあり先代と比べ拡大。ハイブリッド車はとくに先代から1.5倍も容量がアップしています。

画像ギャラリー

WRITERS

モバイルバージョンを終了