この記事をまとめると
■アウディよりフルサイズSUV「SQ7」「SQ8」が登場
■専用エクステリアデザインを採用し、Sの名に相応しい仕立てとなっている
■パフォーマンスがより向上するオプションパーツも設定されている
フルサイズSUVに待望の”S”が登場
独自の4WDシステムである”quattro”がブランドのアイコンでもあるアウディ。同社は、日本国内ではドイツ御三家と呼ばれているプレミアムブランドの一角を担うメーカーでもあり、日本でも人気が高く、知名度抜群なブランドとしても知られている。
そんなアウディは、コンパクトカーからセダンまで幅広く揃えるやAシリーズ、スーパースポーツのR8、そしてSUVのQシリーズと多彩な顔ぶれが特徴的だ。まさに、どんな要望にも応える車種ラインアップとなっている。
そんなアウディが扱うフルサイズSUVであるQ7とQ8に、この度”S”の名を冠したスポーツモデル「SQ 7/SQ8」が日本へ導入されることとなった。
エンジンは、両モデルともに4リッターV型8気筒ツインターボエンジンの4.0 TFSIを搭載。最高出力507馬力、最大トルク770Nm を達成、0-100km/h加速は4.1秒という俊足っぷりだ。その一方で、エンジンの低負荷時に8つのシリンダーのうち4つのシリンダーを休止させるシリンダーオンデマンド(cod)や8速ティプトロニックを組み合わせることにより、高性能で質の高いドライブシーンをオーナーに提供するとしている。駆動方式は伝統のquattro、四輪駆動をもちろん採用。
SQ7には、21インチの5スポークブレードデザインを取り入れたAudi Sport製アルミホイール採用。SQ8には22インチの5Yスポークデザインのアルミホイールを標準装着としている。両モデルともに、縦の2本バーを強調したS専用ラジエターグリルやブレードが際だつ専用フロントバンパー、さらに左右4本出しのテールパイプを採用する。
インテリアにはSのロゴが記された、環境負荷が少ないながらも質感の高い人工皮革「ダイナミカ」と、レザーを組み合わせたスポーツシートやブラックのヘッドライニングを導入。また、S専用ビューを備えたアウディ バーチャルコクピットをインストールする。
また、両モデルともにオールホイールステアリングを標準装備。これは、低速では前輪と後輪を逆向きに切ることで回転半径が縮小して取りまわしを向上させる一方、高速では前輪と後輪を同じ向きに切ることで安定感のあるハンドリングを実現するというもの。
さらに、よりスポーティなチューニングを施したSアダプティブエアサスペンションを採用しているので、あらゆる路面状況で快適性とダイナミックな走りを両立するという。また、オプションで、後輪左右にかかる駆動力の配分を、路面状況に合わせて最適になるように常時変化させるリヤスポーツディファレンシャルと電子制御でコーナリング時のロールを抑制するアクティブスタビライザーも用意されているので、好みに応じて選択可能だ。
価格はSQ7が1419万円、SQ8が1460万円となる。
ハイパフォーマンスかつ上質なSUVを求めていたユーザーは検討してみてはいかがだろうか。