テクニックだけでなく道具に頼ってみるのもいいかも?
カーブの際に必要以上に車体が揺れたり、道路の継ぎ目で不快な振動が大きかったり、といったところは車両側の影響が大きいので、決してドライバーだけのせいではないのですが、同乗者によっては運転が下手なせいだと感じてしまうこともあるものです。それってすごく悔しいですよね。
そこで3つ目は、車体側の問題を根本から改善する効果が期待できるアイテム、ヤマハの「パフォーマンスダンパー」と呼ばれるパーツ。適合車種が多数あり、車種ごとに装着する場所は変わる場合もありますが、主に車体の先端と後端に取り付けることで、まるで運転が上手くなったようにコーナリングがスムースになったり、段差を乗り越えた際の揺れが減ったり、走行中のノイズが低減して車内が静かになったりといった、さまざまな効果が期待できます。
これで、運転ではどうしようもない不快な要素がだいぶ良くなるのではないでしょうか。STIがスバル車向けに販売しているフレキシブルタワーバーといったパーツも、「運転が上手くなる!」と評判です。
4つ目は、道路を走っているときにはボロが出なくても、どうしても下手なのがバレやすいのが車庫入れをするときですよね。死角が多く、左右の駐車車両との兼ね合いで操作をしなければならないので、モタモタしたり、うっかり曲がってしまったりと、上手いと思われるようになるにはかなりの特訓や経験が必要です。
それを頼もしくサポートしてくれるアイテムが、日産のアラウンドビューモニターに代表されるように、自分の車両を真上から俯瞰して見たように映してくれるモニターです。バックモニターだけだと、左右や前方の状態はひと目でわからないものですが、アラウンドビューモニターならどこに縁石などの障害物があるのか、タイヤがどの角度を向いているのかなど、一目瞭然。
これを見ながらハンドル操作とペダル操作で細かな調整をしつつ車庫入れをすれば、一発でビシっと駐車枠に収めやすくなります。また、ハンドルの舵角に応じて、このままバックしたらどこへ向かうかという、予測の線を画面上に表示してくれる機能もあるので、それが真っ直ぐになっているか、白線と合っているかを確認しながら操作すれば、極端に曲がって停めるようなミスもしにくくなります。
5つ目は、なんだかんだ言ってもタイヤの影響は大きいので、もし乗り心地や静粛性が気になるならば、思い切ってコンフォートタイヤと呼ばれるタイヤに履き替えるのもひとつの手です。なかには、道路を舗装し直したのかと錯覚するほど乗り心地が上質になったり、バタついているように感じた足が落ち着いたりと、驚くほどの変化を感じられるものもあります。
もしブレーキング時の利きに不安があるのなら、そうした性能を強調しているタイヤもあるので、同乗者に不安感を抱かせないようなブレーキングを手に入れることも可能だと思います。
ということで、あなたが「運転上手だな」と思っている人も、もしかしたらこうしたアイテムを駆使しているかもしれません。お悩みに応じて、取り入れてみてはいかがでしょうか。