この記事をまとめると
■日産フェアレディZの2024年モデルが発表された
■専用パーツの装備とニスモによるチューニングが施されたフェアレディZニスモが追加された
■一部改良を実施するとともにアクセサリーパッケージ「フェアレディZ Customized Edition」を発売
延長されたノーズが特長のフェアレディZニスモを追加
GT-Rと並び、日産を象徴するスポーツカーであるフェアレディZ。2022年8月に新型となった現行型は、販売するやいなや人気を博し、すぐに受注を停止せざる得ない状況となってしまったことはご存知のことだろう。
そんなフェアレディZの2024年モデルが発表された。2024年モデルでは一部改良が実施されるとともに、ついにフェアレディZニスモが追加されたことが最大のトピックだろう。
フェアレディZニスモは、その名のとおりニスモによってさまざまな専用チューニングが施されたモデルであり、エンジンはその出力を405馬力から420馬力へ、そしてトルクは475Nmから520Nmへと大幅に向上させている、また、トランスミッションは、変速レスポンスと耐久性を向上させることで俊敏なシフトチェンジが可能となった。
ステアリングとボディのねじり剛性も高められており、シャシーのチューニングや新設定の「トラクションモード」とあいまって、狙い通りのラインをトレースすることができる正確なステアリング操作をサポート。ブレーキにはニスモ専用ブレーキシステムを採用することで、本格的なスポーツ走行を可能としている。選べるドライブモードは「SPORT+」を含む3つが用意され、使用シーンに応じた最適なチューニングが施されている。
エクステリアも特別だ。フロントグリル、フロントバンパー、リヤバンパー、フェンダーモール、サイドシルプロテクター、リヤスポイラー、リヤLEDフォグランプがニスモ専用パーツとなっており、長く伸びやかで低重心なスタイリングがスピード感を演出。ダウンフォースを強化と空力性能の向上も果たした。フロントグリルのメッシュは、GT-Rの2024年モデルにも採用されていた通風抵抗の少ないハニカムデザインとなっており、風をすくい取る形状のエアガイドスロープとの相乗効果で冷却効率も最大化されている。
新たに設定された19インチのグロスブラック塗装の鍛造アルミホイールは、剛性と軽量化を両立した9本のラジアルスポークデザインで、これもまたフェアレディZニスモの特長のひとつとなっている。