気になるGT4車両のドライビングフィールについて、スーパー耐久シリーズ第4戦のオートポリスで、Audi Team Hitotsuyamaの21号車「ベンチャー投資のファンディーノAudi R8 LMS」で参戦した川端伸太朗選手によれば、「GT4はかなりロードカーに近いです。GT3はほとんどカーボンパーツですし、空力も違うので量産車ベースのGT4とは異なります。とくにダウンフォースが違いますね」とインプレッション。
また、同じくミッドシップの「ポルシェ718ケイマン」もバランスに優れているようで、Birth Racing Projectで19号車「BRP★SUNRISE-Blvd718 GT4 RS」を駆る福田幸平選手は、「エンジンは4000ccのNAでフルパワーなら500馬力まで出せるんですけど、BOPで420馬力に抑えられているので中間トルクは厳しい。パワーが必要なオートポリスは厳しいんですけど、車体は小さいし、軽いので鈴鹿やSUGOはすごくいいですね。あとはバランスがいいので雨のレースに強いです」と語る。
一方、国産モデルのGRスープラについて、埼玉トヨペットGreen Braveで52号車「埼玉トヨペットGB GR Supra GT4」のステアリングを握る吉田広樹選手は、「ストレートは遅いけれどコーナリングは優れていると思います。SUGOでもクネクネしたところでアドバンテージがありました」と分析。