知識ゼロの初心者でも楽しめる!? 「SUBARU 手ぶらCAMP by Snow Peak」を体験してみた (2/2ページ)

手ぶらCAMPは終始快適そのもの

 そうこうしているうちに夕食の時間に。BBQの食材もすべて用意してもらった(プランによって異なるため要確認)。BBQグリル&焚き火台の使い方もスタッフの方に教えてもらい、キャンプの醍醐味、夜の宴がスタート。

 ビール片手に自分たちで焼く肉や野菜は、どんな高級な料理よりも美味しいと感じた。BBQ台で燃える火に負けじと、会話も盛り上がる。

 BBQを終えると、最終入場の時間が迫っていたため、キャンプサイトに隣接する銭湯「みみずくの湯」へ。今回のプランでは無料で入浴することができた。

 さっぱりしたところで焚き火をしながら二次会。

 また汗をかいてしまうのでは? と思われたかもしれないが、嬉しいことにスノーピークランド白馬ではシャワールームが24時間利用可能なのだ。シャワールームにはドライヤーや洗面化粧台も用意されていた。

 火が上がってきたところで、ワインをあけて再び乾杯。ちょっと大人なキャンパーになった気分だ。

 初めは盛り上がっていたのだが、徐々にトーンダウンしていき、気付いたら無言で炎を見つめる一同。みんな何を考えているのだろう……? 焚き火には癒しの効果があるようだ。

 さまざまなアクティビティを堪能し、消灯時間の10時になったので就寝。今回は2つのテントを用意し、石田局長&小林カメラマン/私に別れて宿泊した。

 石田局長&小林カメラマンとは少しだけ離れたところにひとりで泊まったのだが、怖さや心細さは感じなかった。キャンプ場としては比較的街なかにあるため、暗すぎない、静かすぎないことがよかったのかもしれない。ソロキャンなどを始めるのにも最適な場所だと感じた。

 シュラフやマットがふかふかで快適だったことも相まって、ぐっすり眠ることができた(遅刻しなかったからよかったが、じつは二度寝してしまったほどだ)。

 朝はコーヒーを淹れて一服。BGMは鳥や虫たちの歌声だ。キャンプならではの贅沢な時間に癒される。

 朝食はスノーピークランド白馬内のスターバックスで用意してもらえる。チケットを持って行くと、ドリンク、サンドイッチ、ヨーグルト、バナナなどを受け取ることができた。

 ドリンクでおすすめなのがコーヒーのプレスサービス。コーヒー豆はスターバックスのラインアップから好きなものを選ぶことができる。

 コーヒープレスはペーパーフィルターを使用しないため、抽出の際に旨味の成分であるコーヒーオイルが損なわれないんだとか。確かに香り高いコーヒーを楽しむことができた。

 サンドイッチは半分に切ってホットサンドに挑戦。少し焦げてしまったけれど、とろとろのチーズは最高。自分でひと手間加えると、何倍も美味しく感じるから不思議だ。

 さあ、最後に後片付け。なのだが、食器は洗わずに返却口に戻しておけばOK。キャンプ用品もそのままでいいので、やることといったらゴミ出しぐらいで、申し訳ないほど簡単に撤収できてしまった。

 初めは楽しめるか不安だったが、「もう一泊したい!」というのが全工程を終えた感想。

 手ぶらCAMPは私のようなド初心者がキャンプに挑戦するのにぴったりのプログラムだ。

 手ぶらCAMPは2024年3月24日まで(予約対象期間は2024年3月31日まで)、公式アプリ「マイスバル」から申し込むことができる。

 気になる方は以下URLをチェックしてみてほしい。
https://www.subaru.jp/mysubaru/snowpeak/event1PC.html

 最後に今回借りることができた、クロストレックを簡単に紹介しよう。

 クロストレックはスバルのコンパクトSUV。元々XVを名乗っていたが、2022年のモデルチェンジで全世界共通の名称に統一。クロスオーバーとトレッキングを掛け合わせた造語で、街乗りとアクティビティの間をトレッキングするように軽やかに行き来できるクルマという意味が込められている。

 名前が変わった割に先代(XV)のデザインを踏襲しているというのがクロストレックのイメージだったが、今回初めて間近で見てみると、かなり逞しい顔つきになっていた。

 サイドシルプレートやリヤゲートトリムには山やクルマのイラストが入っていて、遊びゴコロに思わずキュン。これは傷を防止する機能も備えているという。

 クロストレックにはルーフレール装着車も用意されているが、サイドシルプレートはルーフに荷物を積載する際のステップとしても活用できる。

 パワートレインは2リッターのハイブリッド(e-boxer)。スバルらしいドッシリとした走りは健在で、SUV以外のスバル車から乗り換えてもすぐに仲良くなれそうだ。

 パドルシフトもついているため、ワインディングも運転しやすかった。

 また今回、約570kmを走ったが、疲労感はかなり少なかった。これはアクセル・ブレーキ・ステアリング操作を支援するアイサイトツーリングアシストや、身体をしっかりと支える新構造のフロントシートなどが寄与しているのだろう。

 全長4480mm×全幅1800mm×全高1575mm(ルーフレール装着車は全高+5mm)とコンパクトながら、後席も広々。USB出力電源もあるから、大人数での移動も快適だ。

 クロストレックは新しい体験を後押ししてくれるようなクルマ。今回もまさにアウトドア・アクティビティの相棒として活躍してくれた。


乾ひかり INUI HIKARI

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愛車
スバル・インプレッサWRX STI(GRB)
趣味
ひとりドライブ旅、読書、音楽鑑賞(ライブ参戦)
好きな有名人
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