この記事をまとめると
■レンタカーを借り慣れていない人のために借りる際に注意したいことをまとめた
■借りる際には値段だけでなく車両を選べるかや装備類などにも注目
■借り出すときには車両のチェックと各種スイッチの操作方法を怠らずに確認
楽しい旅の始まりはスムースなレンタカーの借り出しから
久しぶりに行動制限やマスク制限のない夏。ずっと行きたかったところへドライブ旅行を計画している人も多いのではないでしょうか。自分のクルマを持っていなかったり、大人数で自分のクルマには乗り切らない場合などにはレンタカーが便利ですが、あまり借りた経験がなかったり、普段はほとんどクルマを運転しないといった不慣れな人は、ちょっとレンタカーに不安があるかもしれません。
そこで今回は、不慣れな人がレンタカーを借りる際に、あらかじめ知っておいたほうがいいことや、注意したいことをまとめてみました。
まず、借りる際のチェック項目です。車種やお値段にどうしても目がいってしまうと思いますが、格安プランは事前に車種が特定できず、「コンパクトカーの中からどれか」といったものが多くなっています。もし、以前に運転したことがあるクルマのほうが安心だな、と思ったら、少し値段が高くても車種指定ができるプランのほうがいいでしょう。
また、禁煙か喫煙可能か、ナビのあり・なし、ETC車載器のあり・なしに加えて、6歳未満の子どもが同乗する場合はチャイルドシートをリクエストしておきましょう。最近はナビではなくディスプレイオーディオ装着車も増えており、その場合は自分のスマートフォンと接続してナビ機能や音楽サービスなどが利用できるので、スマホ操作に慣れている人ならそちらのほうが便利に使えるかもしれないですね。
次に、予約当日にレンタカーを引き取る際の注意点です。普段からクルマの運転をしない人は、免許証を持ち歩く習慣がないかもしれませんが、免許証不携帯は違反です。レンタカー引き取りの際にも提示が必要なので、必ず持参しましょう。借りる本人だけでなく、運転する人全員の免許証が必要です。もし、免許取得から1年以内の初心者がいる場合には、ボディの前後に貼ることが義務となっている「初心者マーク」の持参も忘れずに。
そして、貸し出し手続きの際に勧められることが多いのが「免責補償制度に入りますか?」ということ。基本的に、レンタル料金には万が一事故を起こしてしまったときの保険料が含まれていますが、その契約事項をよく読んでみると、最大10万〜15万円程度の自己負担額があることがわかります。
いきなり何百万円もの請求がくることはないにしても、10万円でもちょっと不安ですよね。免責補償制度とは、その事故負担額を補償してくれるもの。加入費用に1日1000円程度かかりますが、運転に不慣れな場合には加入しておくと安心です。
カウンターでの手続きが終わったら、いよいよ車両の引き取りです。ここでは、まず申し込みをした車種や内容と合っているかどうかをチェック。その後、レンタカー店のスタッフと一緒に、ボディやホイールなどに傷や凹みがないかどうかを確認します。これを適当に済ませてしまうと、返却のときにもし傷や凹みがついていたら、もともとついていた傷だとしても、あなたが傷をつけたとみなされ、修理代などを請求される可能性もありますので、しっかりチェックしておきましょう。
そして、車両に乗り込んだら、エンジンをかけてガソリンが満タンに入っているかどうかを確認してください。レンタカーは基本的に、返却時に満タンで返すことになっていますので、借りるときにガソリン残量が少なければ、それもスタッフにチェックしてもらい、返却時に免除するなどの対処をしてもらいましょう。プランによっては満タン返却不要というものもあります。