センスあるカスタムでポルシェのアウトロースタイルを創造 アーバン・アウトローのタイトルで、ウォーカー自身を主人公とした短編映画が製作されたのもこの時期(2012年)で、彼の自由奔放な半生とポルシェ のコレクションを活写した作品は、さまざまな映画祭で高い評価を得たようです。また、この後もテレビ特番やクルマ雑誌など、ウォーカーはメディアから引っ張りこ。
マグナス・ウォーカーのドキュメンタリー映画「アーバンアウトロー」のロゴステッカー 画像はこちら
やはり、アウトローな生き方は一定の人気があるようで、ついにはウォーカーを主役に据えたテレビゲーム(Need for speed)まで発売されることに。ここに登場するカスタムマシンこそ、のちにナイキとコラボレーションすることになるゼッケン277の911 Tに他なりません。911Rをモチーフにしたと思われるボディの軽量化をはじめ、エンジンもカリカリにチューニングされているとのこと。
マグナス・ウォーカーとポルシェ911 画像はこちら
ナイキのスニーカー「ダンク」は、この277のゼッケンやカラーリングを再現したモデルで、プレミア化したことは言うまでもありません。
アウトローなウォーカーですが、ことカスタムに関してはしっかりセオリーや時代考証をわきまえているのが特徴かもしれません。西海岸の草レース風や、イギリス人らしくプライベートファクトリーらしいテイストを盛り込むなど、自身のセンスと正統なレーシングカスタムが程よくミックスされており、誰もが好感を抱くはず。
マグナス・ウォーカーのポルシェ911のフロントスタイリング 画像はこちら
筆者は以前から彼のSNSをフォローしていたのですが、アウトローなルックスながら乗っているカスタムマシンは「センスいい!」と感心することしきり。
マグナス・ウォーカーのポルシェガレージ 画像はこちら
いまでは、ビジネスの最前線からは退き、ひたすらに自らの人生を謳歌しているとのことですが、最後にひとつアーバン・アウトローからの名台詞をご紹介しておきましょう。
「もしも、あなたがルールや常識に囚われない人物なら、何ひとつ不可能はない」
成功している人の言葉は、やはり響くものがありますね!