2列目・3列目の作り込みはいかほど?
違いは室内で如実に出た細かな仕様をよく見るべし
ステップワゴンの2列目は、旧型ノア&ヴォクシーのように横スライドを与え、中央寄せにすれば大きくスライドすることができるのが新しい。
一方のノアは、プラットフォームを改めたことでタイヤハウスとレールとの位置関係も見直すことが可能となり、横スライドを廃止。それでもかなり後ろまで下げられるようになった。
ならばノアの勝ち! かと思うとそうでもないことが判明。3列目を折りたたんで最後端までスライドしたとき、3列目シートが真横に来て圧迫感があるのだ。一方のステップワゴンは中央に寄せた状態で下がること、また3列目が床下収納なため、最後端までスライドしても横方向が気にならず開放的だった。
3列目に関してもステップワゴンは座面が分厚く、開放的で使いやすいところが印象的。視界も広く、ハズレの席という感覚がなくなってきたところも◎だ。
オットマンや2列目シートヒーターを装備するグレードが共に出たことは面白いが、いざ比べてみると意外と違う部分が多かった2台。それらを統合して祖父/祖母を乗せて走る機会も多いならステップワゴンを選ぶかな。
※本記事は雑誌CARトップの記事を再構成して掲載しております