命の危険あり! 夏に多い異常気象に「クルマの運転中」に遭遇したときにやってはいけないこと4つ (2/2ページ)

運転に不安を感じるような状況になったら運転をやめよう

ワイパーが効かないなかでの走行

 よく「ワイパーが効かなくなった」というほどの大雨に遭遇することがあるが、そうなると運転を中止したほうがいい。よく考えたら前が見えないのに運転をするのは危険極まりない行為だが、ここでも車内特有の「行けるかも」という心理が勝手に働いてしまう。

 ちなみに、そこまで大量の水をかき続けると、ワイパーアーム、そしてモーターに多大なストレスがかかって寿命を縮めるので、メカ的にも走ってはダメだ。

雷がきているのにソフトトップ車の車内にいる

 クルマに雷が落ちても、電気はボディの表面を伝って路面へと流れていくので問題ないとされる。家に落ちた場合はダメになる可能性が高い電子機器も大丈夫とも。ただし、一概には言えないようで、故障したという例もあるし、ガラスが割れたという例もある。さらに、クルマは大丈夫でも衝撃が凄まじかったという声もあるので油断は大敵。

 わざわざ車外に出て避難するほどではないが、油断はしないほうがいいだろう。ちなみにソフトトップの場合は電気が伝う鉄製の屋根がないため、落ちると危険。雷が近づいてきたら車外の安全な場所に退避したほうがいい。

雹が降っているのに走行

 雹は氷で、サイズはゴルフボールぐらいあることも。雹害車という言葉があるぐらいで、ボディに当たるとボコボコになってしまうこともある。デントリペアなどで修理することは可能だが、時間も手間もかかってしまう。雹がよく降る地域の方には常識なのだが、降り出したらすぐにクルマを止めてやり過ごすのが基本。

 ただでさえボディにダメージが及ぶほどなのに、走っているとさらに衝撃が強くなるだけで、とくに雹のなかを走るとガラスが割れやすくなる。


近藤暁史 KONDO AKIHUMI

-

愛車
フィアット500(ヌウォーバ)/フィアット・プント/その他、バイク6台
趣味
レストア、鉄道模型(9mmナロー)、パンクロック観賞
好きな有名人
遠藤ミチロウ、岡江久美子

新着情報