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まもなく新型登場が噂されるホンダN-BOX! そこで現行型の「中古車」がお得に買えるかどうか予想してみた

まもなく新型登場が噂されるホンダN-BOX! そこで現行型の「中古車」がお得に買えるかどうか予想してみた

この記事をまとめると

N-BOXが今年の夏〜秋頃にフルモデルチェンジする予定と噂されている

■新型が登場することによって先代の中古車価格が下がる可能性が高い

■新型登場後のN-BOXの中古車価格の動きを推測してみた

安くなるまでにはそれなりの時間を要する

 新型N-BOXが登場すると、当然ながら現行型は、先代型に変わる。車両の新鮮なイメージは下がる。

 また新型を買ったユーザーが現行型を下取りに出すと、その車両が中古車市場に流通するから、中古車需要に対してN-BOXの供給量が増える。中古車市場における現行N-BOXの需給バランスが変わり、中古車価格が下がり始める。

 ただしこの状況は、N-BOXがフルモデルチェンジを行った直後に発生するわけではない。新型N-BOXの納車が進み、下取り車が増えて需給バランスも変わったあとだから、中古車価格を下げるまでには時間を要する。1年くらいを経過して、N-BOXの中古車価格が下がり始める。

 ただしこれにも条件がある。それは、新型の納期が著しく長引かないことだ。

 たとえばランドクルーザーやジムニーの場合、フルモデルチェンジを行って先代型になったのに、中古車価格がむしろ値上がりしたことがあった。

 中古車販売店では、以下のように説明した。

「ジムニーがフルモデルチェンジしたときは、多くのお客様が新型に関心を持った。しかしジムニーの納期は、発売直後から1年以上に延びた。そこで新型を待てないお客様が中古車の購入を希望され、需要が増えた。その結果、新型が発売されて先代型になったジムニーが、中古車価格をむしろ高めたこともあった」。

 ランドクルーザーも、先代型が新車価格と同等か、それ以上の金額で販売されている。

 新型N-BOXは、ジムニーやランドクルーザーのように、納期が極端に遅延することはないだろう。2023年1〜6月に国内で新車として売られたホンダ車の内、N-BOXが40%を占めており、その納期が延びるとホンダの国内販売が打撃を被るからだ。ここまでN-BOXに対する依存度が高まると、納期を遅らせることはできない。従って新型N-BOXの納車も、比較的順調に進んで長くても半年以内に収まるはず。

 それでもN-BOXは人気車だから、中古車市場では相応の高値を保つ。とくにエアロパーツを装着したカスタムは高価格で、売却するときは有利になる。

 逆にN-BOXの上質な中古車をなるべく安価で買いたい時は、標準ボディを推奨する。カスタムに比べると、人気が下がるからだ。とくにベーシックな「G」の中古車は、流通台数は少ないが価格も安い。スライドドアの電動機能などをオプションでも装着できず、人気も低いから、中古車価格が一層安くなった。4年落ちの中古車を100〜110万円で購入できる。2024年に入って、N-BOX「G」の中古車を探すと、かなり割安な買い方が可能になる。

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