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「ドアだらけ」に「左右でドア違い」に「ドアがどこった?」まで! デザイナーアッパレな「珍ドア車」3台 (2/2ページ)

「ドアだらけ」に「左右でドア違い」に「ドアがどこった?」まで! デザイナーアッパレな「珍ドア車」3台

この記事をまとめると

■ドアが特殊なモデルたちを紹介

■6枚もドアがあるモデルがメーカーから市販されていた

■ドアを開けた(?)まま走ることが可能だったモデルがBMWから販売されていた

乗り降りに欠かせないドアが特殊すぎるモデルたちを集めてみた

 だいぶ前に読んだ忍者マンガで覚えているのが、訳あり忍者が「この腕ゆえに、忍びの道へ入った」と、胸から生えた3本めの腕を見せるシーン。あるいは、ひとつ目小僧の例を見るまでもなく、概念から外れるものに対して、ヒトは違和感を抱きがち。クルマでいえば、ドアの数がやけに多いとか、逆に少ないなんてモデルには好奇の目が向けられるこというまでもありません。こうした珍妙なドアをもったクルマ、じつはさほど少なくはないようです。

ドアが6枚あるのはなんのため:アウディA8L EXTENDED

 ストレッチドリムジンは車体を延長させて、主に後席の居住性をリッチなものにカスタムするのがデフォルト。アウディA8Lエクステンデッドもまた、その名のとおり車体をこれでもかと延長し、後部座席をふたつから4つへと増やし、合計6名の乗車を可能としています。

 だからといって、6枚のドアを装備するというのはどうしたことでしょう。一般的に、リムジンで真ん中の列は後方を向いて配置されることが多いのですが、このリムジンの真ん中列は前方を向いた2席を装備しています。VIPは最後席にふんぞり返りながら、前の列の部下、あるいは最前方の運転手にあれやこれやと指示を出すのでしょう。

 となると、真ん中の列に座った部下は秘書とかボディガードだったりするわけで、乗り降りの際もご主人様よりいち早く動けなくてはなりません。そこで、アウディのデザイナーだかリムジンメーカーだか「じゃ、6枚がいんじゃね」てな次第かと。延長や開口部の増加による車体剛性の低下は「最高速度を制限する」ことで、かろうじて避けているようです。

 が、それよりも世界のVIPのなかには「マシンガンもったやつが素早く降りられる」あるいは「弾よけのドアが少しでも多いほうがいい」と望む方が少なくないのかもしれません。

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