BBQ会場でも活躍しまくりのセレナe-POWER AUTECH
セレナ AUTECHは先述のとおりラゲッジにデュアルバックドアを採用しているので、まずは軽い荷物を上から取り出し、そのあと重い荷物を下ろすということが可能だ。
設営はアウトドアに慣れている小檜山が主に担当。渡邊は食器などの準備、鈴村や清家や井上でそのほか設営に取りかかる。
ちなみに今回のバーベキューでは、最近人気のサイドタープを持ち込んだ。これがまたセレナと相性がいい。セレナの広い車内空間がバーベキューなどのアウトドア時に避暑エリアにもなるし、高い全高を生かして出入りのしやすいテントにもなるのだ。
それに今回持ち込んだセレナ AUTECHは「e-POWER」搭載車。なので、エンジンをかけてエアコンを使っても排気音をほぼ出さずに使用できる。これもアウトドアシーンで大きな武器になるはずだ。
設営が終わって用意した食材をガンガン焼いていく。置ききれない荷物もセレナに避難させておけば直射日光も避けられるし、汚れる心配もない。外の椅子だけでなくセレナの椅子で飲食もできる。しかも、耐水性のあるシートなので万が一何かをこぼしてしまっても安心だ。
このバーベキュー、会場が河原と事前に伝えていたので今回は釣りが趣味な小檜山と筆者井上は釣り道具も持ち込んでいる。バーベキューのギア以外を積むのも余裕な積載力がここでも光った。まさに多趣味な若者には強力な武器になる1台と言えよう。
さまざまな食材を焼きバーベキューを満喫。数時間経ったところでもうすっかり夕方だ。そろそろ片付け……となったところで鈴村や渡邊がセレナ AUTECHを見てあることをつぶやく。「このクルマ、色もそうですけど普通のセレナより格好いいですよね」
なかなかいいところに目をつけるじゃないか。それもそのはず、AUTECHを象徴する「カスピアンブルー」という湘南の青をイメージしたお馴染みのボディカラーはもちろん、各所に専用パーツがこのクルマには特別装備されているのだ。
以下のパーツが専用装備だ。
・フロントグリル
・フロントプロテクター (メタル調フィニッシュ)
・フロントエアロバンパー
・シグネチャーLED&フィニッシャー
・サイドシルプロテクター(メタル調フィニッシュ)
・サイドシルスポイラー
・リヤプロテクター (メタル調フィニッシュ)
・リヤエアロバンパー
・AUTECHエンブレム(フロント・リヤ)
なかでも、キャラクターの雰囲気を決定づけるフロントフェイスは、通常モデルとは大きく異なっており、迫力と上品さを高次元で融合した唯一無二の表情となっている。「ハイウェイスター」「ライダー」「ボレロ」など、さまざまなカスタマイズ車両を手がけてきた技術屋集団であるNMCだからこそ可能なコーディネートがこのセレナ AUTECHには詰め込まれている。売れっ子車種であるセレナだからこそ、こういったモデルで個性をアピールしてみてはいかがだろうか。
そのほかにもサイドシルプロテクターやリヤプロテクターにはメタル調の加飾が施されており、セレナの流麗なシルエットをより引き立てる工夫がなされている。
フロントグリルとバックドアに飾られている「AUTECHエンブレム」も誇らしい。
この日の河原には我々のほかに数グループのバーベキューを楽しむユーザーがいたが、1番存在感のあるモデルであったと思う。よくあるミニバンのようでそうでないという絶妙な存在感がこのセレナ AUTECHにある。
バーベキューの片付けを行い、行きと同じように楽々荷物を積載し、編集部へ戻る道中、ドライバーを筆者以外の4名にそれぞれに代わってみたが、みんな運転が好きなメンバーなので評価は上々。
とくにこのセレナは、ライバル車種と比較しても広いフロントウインドウが大きな武器で視界もよく、ドアのガラス位置も低いので周囲も見渡しやすい。ミニバンでありながら死角が少なくて安心して走れるのも魅力だ。
今回使用した「セレナ e-POWER AUTECH」は、「セレナ e-POWER ハイウェイスターV」をベースとしてNMCがカスタマイズした車両となっており、価格は415万300円となる。価格を見るとなかなかなプライスに感じる人もいるかもしれない。しかし、通常モデルの「e-POWER ハイウェイスターV」の価格が368万6100円だ。その車両にエクステリアの各パーツやアルミホイール、シートが専用装備となっているとのだから、お買い得なモデルと言ってもいいのではないだろうか。
仮に似たようなカスタマイズをしようとすれば、確実にそれ以上の価格になってしまうはず。それがNMCの車両であれば、メーカークオリティかつ保証付きでカスタマイズ車両が購入できてしまうのだ。
「高い積載力+低燃費+優れた動力性能」に、数えきれないほどの思い出をこのセレナ AUTECHは提供してくれるはずだ。子育て世代はもちろんだが、ぜひ遊び盛りの若者やレジャー好きのユーザーにもおすすめしたい、そんな1台である。