この記事をまとめると
■全日本ラリー選手権の第6戦「ラリー・カムイ」が開催
■XCクラスはクロスカントリーラリー競技車両が対象となる
■もっとも注目を集めていたニューマシンがトヨタ・ライズだ
ライズが国内ラリーシーンにデビュー!
全日本ラリー選手権の第6戦「ラリー・カムイ」が2023年7月7日〜9日、北海道虻田郡ニセコ町を舞台に開催。シーズン初のグラベル戦ということもあって、各クラスで激しいサバイバルラリーが展開されるなか、一際、異彩を放っていたのが、XCクラスだと言えるだろう。
XCクラスは文字どおり、クロスカントリーラリー競技車両を対象にしたクラスで、全日本ラリー選手権としては、2021年よりラリー・カムイ、ラリー北海道のグラベル戦にオープンクラスとして開催。2022年はラリ・カムイ、ラリー北海道を加えた新たなシリーズ戦「XCRスプリントカップ北海道」がスタートしており、2023年のラリー・カムイもXCRスプリントカップ北海道の第3戦としても開催されていた。
XCクラスとしては4年目を迎えたこともあって車種ラインアップが豊富になっており、定番となっているXC-2クラスの「トヨタ・ハイラックス」やXC-3クラスの「スズキ・ジムニー」のほか、昨年のラリー丹後に出場した「三菱エクリプスクロス」(https://www.webcartop.jp/2022/05/899577/)もグラベル仕様になって登場。
さらにもっとも注目を集めていたニューマシンが「トヨタ・ライズ」で、トヨタのコンパクトSUVがXC-3クラスで国内ラリーシーンにデビューしていた。
ラリー・カムイでトヨタ・ライズ・ラリーコンセプトを投入したのは、国内外のラリーレイドやオフロードレース、デザートレースで活躍する塙郁夫選手で「以前からモータースポーツを盛り上げるために、手軽に楽しめるマシンを提案したいという気持ちがありました。昔、モータースポーツをやっていた年配の方やアウトドアを楽しんでいる若い方にも楽しめるクルマにしたかったんですけど、ジムニーは新車で買うと納車までの時間が長いし、中古車両も高いですよね。それにハイラックスはいいけれど、それなりに高いからね。だから、200万円前後で買えるライズで作りました」と語る。