この記事をまとめると
■タイでは歩道を走るオートバイが目立つ
■今後AI交通監視カメラによる取り締まりを強化していくとのこと
■この動きには日本も見習うべきポイントがある
AIカメラによって違反者を特定
以前、筆者は、タイの首都バンコクへ仕事で出かけたときに、渋滞している道路わきの歩道を歩いていたら、渋滞を避けるためにオートバイが歩道を走ってきて驚いたというトピックを投稿したことがある。
報道によると、バンコク首都圏庁がこのオートバイの歩道走行の本格的な取り締まりを始めるとのことである。いままでも取り締まりが行われなかったというわけではないようなのだが、警察官がピンポイントで違反行為の多い場所などで取り締まっていたので、効率がかなり悪かったそうである。
バンコク首都圏庁によると、現状は5カ所にのみ試験的に導入されているAI交通監視カメラを、将来的には200カ所まで導入を拡大して取り締まりを強化していくとのことである。AIカメラにより違反車両のナンバープレートを自動的に読み込んで違反者を特定し、2000から5000バーツ(約8000円から2万円)の罰金が科されていくことになり、飛躍的に効率的な違反者摘発が可能となるようだ。ちなみにオートバイの歩道走行の摘発や罰金徴収などの権限はバンコク首都圏庁が持っているとのことである。
このAI交通カメラは、オートバイの歩道走行だけでなく、違法駐車車両の摘発などについても、バンコク首都圏庁から警察に情報提供(こちらは警察に権限があるため)活用されていくとのことである。