この記事をまとめると
■ステップワゴンには「AIR」「スパーダ」「スパーダプレミアムライン」の3モデルが存在
■「AIR」はベースとなるグレード、「スパーダ」はワンランク上の上位グレードだ
■今回は売れ筋の「AIR」「スパーダ」を比較した
坂道もグイグイと走るターボ車らしい元気のよさ
以前テストコースで試乗を行ったステップワゴン。今回はいよいよ一般公道を走り出す。整備されたテストコースにおける好印象な走りはそのまま続くのか否か?
まず乗り込んだのは、これまでなかなかお目にかかれなかった1.5リッターターボモデルのAIR 4WD。
基本的には旧モデルのキャリーオーバーとなるエンジンだが、ターボを改良したというグレードになる。
走り出すとe:HEVのようにとまではいかないが、低回転から余裕のトルクを生み出し、速度を重ねていける印象。エンジン回転を高めずして首都高速の巡航状態まで到達できるところは◎。
フットワーク系は16インチタイヤのややゴツゴツした感覚、そしてパターンノイズが若干気になる。リヤの足がFF車とは違うためか、はたまた重さに対応したためか、やや引き締まった感覚だ。全体的にややスポーティかな? という印象だった。
骨格とカタマリで「安心」を訴求したAIR。要所にプレスラインを奢ったり膨らみを持たせ、シンプルな中にもメリハリを感じさせる。
インパネからドアまでソフトな感触のパッドを投入。エアーはその表面をキルティング素材でまとめ、ソファのような装い。
ライトとグリルつなぐ上面のモールがサイドのプレスラインへとつながる。横基調に配置したリフレクターと塗り分けられたリヤボトム部分がしっかり感も演出。