フォーミュラジムカーナの西日本大会上位5校が決定! 各校の学生たちが勝負後の感想と全国大会への抱負を語った (2/2ページ)

将来期待の若手が実力勝負!

4位:神戸大学

 午前中のヒート1ではミスコースがあり、タイムがつかないドライバーもいた神戸大学。午後のヒート2では全員がキッチリと一時停止を決め、見事にそれぞれ0.3秒マイナスのボーナスを獲得した。また、3年、2年、1年というドライバー構成ながら、多くの部員に経験を積ませたいという神戸大学なりの考えが表れていた。ドライバー構成から各大学の考えが見えるのも面白いところ。

「至れり尽くせりな状況で走りに集中できることに感謝したいですね。実際に企業の人と話すとクルマ好きで共感できることが多かったのもうれしかったです。また、自動車部ではエリアごとで括られることがあまりないので、『東には負けねぇぞ!』って気持ちで全国大会でも頑張れそう。同じクルマを使うのでまわりの大学と情報交換やコミュニケーションができたので、WEST戦から全国へ行く学校には仲間意識が若干あります。この大会は今後も続いて欲しいですし、そのために自分たちも自動車部の魅力発信をしていきたいです」

5位:名古屋大学

 ヒート1ではタイムが付かないというミスをしてしまい、最下位となってしまった名古屋大学。午後のヒート2では確実な走りで有効タイムを出し、見事全国への切符を手にすることができた。そんな1日の流れを振り返ると、彼らが「崖っぷちでした」と答えていた。

「大阪大学とは『名阪戦』という大会をおこなっていたりもするのですが、この大会はイコールコンディションで争えるのがうれしいですね。ギリギリでしたが、同じクルマで大阪大学に勝てたのもよかったです。また、イベントの環境的に運転だけに集中できる点も、ドライバーとしてはありがたいですね。このイベントは今後もぜひとも続いて欲しいですし、このイベントが続けば、ゆくゆくは社会人になってもモータースポーツを続ける人が増えると思います」

 質問をした学生全員が『今後も続いて欲しい!』と答えていた「FORMULA GYMKHANA(フォーミュラジムカーナ)」。きっと彼らも理解し始めていると思うが、今後、この大会を継続していくには運営サイドの協力だけでなく、学生たちの努力も必要だ。

 それはOBになって協賛企業社員として大会に関わるということが想像しやすいかもしれないが、自身たちが行う情報発信、そして場所やモノ、なにより関わる人に感謝が表れた行動なども含まれている。それを後輩たちに教えていくことこそが、「FORMULA GYMKHANA(フォーミュラジムカーナ)」継続の第一歩と言えるだろう。


西川昇吾 NISHIKAWA SHOGO

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マツダ・ロードスター(NB8C後期型)/ボルボV40 T4
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