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廃止になるから駆け込みで買ったのに……復活だと!? ホンダの「復活商法」に隠された意味 (2/2ページ)

廃止になるから駆け込みで買ったのに……復活だと!? ホンダの「復活商法」に隠された意味

この記事をまとめると

ホンダは1度販売を終えたモデルを再び復活させる手法をよく行う

■本来であれば「廃止」は従来のユーザーが離れるのでそう易々と行われないはずだが……

■N-BOXとフリードばかり売れているので販売戦略の見直しも必要だろう

ホンダの復活商法、あまりにも多すぎない?

 最近のホンダは、車種の廃止と復活を頻繁に繰り返している。シビックは一度廃止したあと、復活させていまに至る。CR-Vは廃止したあとに復活させ、再び廃止した。オデッセイも廃止されたが、2023年中には、中国製を輸入して復活する予定だ。

 アコードは海外に比べて、国内仕様の投入が遅れている。メーカーは「廃止していない」というが、現時点(2023年7月)では販売を停止している。従来型のアコードも、海外発表から2年半を経過して国内に投入されたから、販売期間が約3年間と短かった。次期アコードも遅れて登場して、短期間で生産を終えることになりそうだ。

 それにしても、なぜホンダは車種の廃止と復活を繰り返すのか。同様の例は他社にも見られるが、あくまでも例外だ。ホンダは廃止と復活が多すぎる。

 車種の廃止と復活は、ユーザー、販売会社、メーカーのすべてに不利益をもたらす。ユーザーは、愛用している車種が廃止されると、メーカーから裏切られた気分になる。他社のライバル車に乗り替えることも多い。

 たとえばオデッセイが廃止されると、ユーザーは、アルファードやヴェルファイアへの乗り替えを検討する。ホンダはステップワゴンに乗り替えて欲しいから、最上級の「スパーダ プレミアムライン」を用意したが、サイズや質感が異なるためにオデッセイのユーザーは満足できない。そして、アルファードやヴェルファイアに乗り替えると、その後にオデッセイが復活しても、ユーザーはもはやホンダには戻らない。

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